脳死と臓器移植の医療人類学 マーガレット・ロック 訳:坂川雅子 みすず書房

カテゴリー : ホーム 人文・社会科学 思想・哲学・社会学

カテゴリー : ホーム 自然科学 学術書・実用書


2004年 A5判 P332+索引ほかP53 帯端少破れ

“何を根拠に〈死〉とするか、完全な意識の消失を何ではかるのか、ドナーとレシピエントをめぐる現状に、いかなる問題が存在するのか。抜き差しならぬ決断の瞬間、解答を導く思考がここにある。”(帯文)

“「Twice Dead(本書原題)はTwice Read(再読)されるべき本である。ロックは、日本と北米における死生観や人体に関する考え方を、文化人類学的観点から考察する。
説得力に満ちた筆致による本書は、科学・工学・医学の研究者、人類学者、そして〈人の死とは何か〉ということを考えるすべての人にとって、なくてはならない本になるであろう。読者は、多くの話に胸を打たれると同時に、解決のつかないジレンマを突きつけられる。そして、死が生と同様に一様なものではなく、状況によって左右されるものだということを、心に刻みつけられるのである」(ダナ・ハラウェイ)
 脳死を人間の死とすることには、様々な医療・倫理上の問題が存在する。これは、死の定義、すなわち人間の生の定義の根幹に関わることと言えよう。
 本書は医療人類学の手法で、死の意味、死の位置づけに多様な考察を試みた力作である。著者は、日本と北米の風習や死生観を比較考察しつつ、脳死・臓器移植を重層的に論じている。また、各章末には、著者自身が取材した体験者(家族)や関係者の生々しい心情の吐露、祈りのような声が記録されており、リアルな問題提起となっている。
 ジャーナリスティックな文体を駆使し、構成に工夫が施されている本書は、医療現場での試行錯誤の事例分析や法制度・医療システムへの考察など、本テーマの要件を押さえた厳密な入門書にして重要な基本書である。”(カバー裏紹介文)

目次:
はじめに

序章 事故死
 {外傷/臓器摘出/贈り物/死の影}

第一章 不鮮明な境界と不確実なモラル
 {蘇生}
第二章 最先端技術
 {すんでのところで}
第三章 人はいつ死ぬのか
 {早とちり}
第四章 統一化への努力
 {悲劇}
第五章 日本と脳死問題
 {強引な臓器刈り}
第六章 他者としての科学技術 ―日本の近代性と科学技術
 {脳死した母親からの誕生}
第七章 行きづまりの打開 ―脳死論争の暫定的解決
 {日本のドナーカード}
第八章 社会的な死と葬送儀礼
 {心を不安にする身体反応/一年経って}
第九章 「人格」の死後も肉体が生き続ける場合
 {移植医の意見}
第十章 人格が留まっている場合
 {音楽による克服}
第十一章 超越する肉体 ―キリスト教の伝統と臓器移植
 {裁判}
第十二章 人間の臓器の社会的生命
 {頼れる奴/知的障害者の移植}
第十三章 臓器不足と新しいドナー候補
 {疑わしい死の定義}

終わりに
訳者あとがき
参考文献
索引

販売価格

2,700円(税込)

購入数

この商品について問い合わせる
この商品を友達に教える
買い物を続ける

Cart

» カートの中身を見る

検索


海外文学

小説評論・エッセイ

国内文学

小説評論・エッセイ詩・短歌・俳句文芸誌古典文学(近世以前)

美術/建築/デザイン

評論・美術史・図像学絵画・写真・オブジェほか建築工芸・民芸・商業デザイン演劇・舞踏・映像芸術美術雑誌

人文/社会科学

思想・哲学・社会学宗教・民間信仰言語学・メディア論歴史民俗学・文化人類学・考古学

自然科学

自然科学史学術書・実用書読み物・エッセイ図鑑・事典

現代文化/風俗/サブカルチャー

文化・風俗芸能・音楽呪術・占術・オカルトサイエンス

暮らし・趣味の本

手芸暮しの手帖スポーツ・武術

児童書

戦前の絵本・児童書戦後〜1960年代の絵本1970年代〜現代の絵本児童書籍児童画集・児童文学論洋書絵本・外国語絵本

幻想/綺想/怪奇/シュルレアリスム/前衛・・・

澁澤龍彦その他国内シュルレアリスムその他海外

博物・本草・錬金術・魔術・記号術
妖怪・幻獣・神話・伝承
江戸の文化・風俗


その他

全集・セット本

文庫・新書・選書

雑誌・ムック本

展覧会図録

facebook

Mail Magazine

Feeds

RSS - ATOM