キーツとアポローン ―ジョン・キーツの詩とギリシア・ローマ神話― 松家理恵 英宝社

2000年 四六判 P378 帯背少ヤケ カバー少汚れ、端少イタミ、背少ヤケ

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2000年 四六判 P378 帯背少ヤケ カバー少汚れ、端少イタミ、背少ヤケ

“詩神アポローンを始め、鮮やかに甦った古代ギリシア・ローマの神々の姿とその変化の中に、「癒しの詩」を探究する夭折のロマン派詩人、キーツの成長の軌跡を辿る。”(帯文)

目次:


第一章 アポローンへの憧憬
 {1 アポローンの音楽/2 アポローンの姿/3 「アポローンのまなざしの下に」―月桂冠を戴いて}

第二章 エンデュミオーン神話とキーツ
 {1 神話の生まれる時―『丘の上につま立ちて』から『エンディミオン』へ/2 月と詩人/3 エンデュミオーン神話の再生へ向けて}

第三章 『エンディミオン-』 ―キーツの愛の神話
 {1 愛と変容 ―永遠への道/2 エンディミオンの愛と孤独/3 エンディミオンとアレトゥーサ/4 エンディミオンとグラウコスの務め ―愛の再生/5 最後の試練 ―インドの乙女}

第四章 失われた世界の再創造 ―プシューケーの神官として
 {1 再び、楽園の夢/2 遅れてきた女神、プシューケーのために/3 「蔭深き思考」によって/4 プシューケー(魂)の神官として}

第五章 『ラミア-』 ―「不毛の夢」
 {1 欺瞞の夢/2 微睡の楽園/3 夢を壊すものたち (a リュキウスの自我意識 b アポロニウスの哲学)/4 「不毛の夢」 ―キーツと『ラミア-』}

第六章 大海の孤独 ―キーツの時間意識
 {1 存在の孤独 ―時間意識と自己意識/2 「崇高」あるいは「巨大なるものの影」 ―エルギン・マーブルズからティーターン神族へ/3 孤独の風景 ―『ヒュペリーオーン』から『ナイティンゲールへのオード』へ/4 永遠の形象 ―『ギリシア壺のオード』/5 真実と慰め ―ギリシア壺の声とオーケアノスの言葉

第七章 癒しの神、アポローンの再生

あとがき
引用文献
索引
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