1969年再版、62年、62年 A5判 P526、527、512 各巻函イタミ、剥がれ多 本体ヤケ、時代シミ
沖縄学の先駆者・伊波普猷の著書から、一部の専門的研究論文を除いて収録。
ただし原著書に使用されていた挿絵は割愛する。
【上巻】P46上下角折れ跡
目次:
序
古琉球
{琉球史の趨勢/浦添考/阿麻和利考/琉球文にて記せる最後の金石文/官生騒動に就いて/俚諺によりて説明されたる沖縄の社会/オモロ七種/民謡に現はれた八重山の開拓/三鳥問答/琉球の口承文芸/音楽家の息のかゝった琉歌/P音考/琉球の神話/「混効験集」解題}
琉球の五偉人
{三偉人と其背景}
沖縄女性史
{古琉球における女子の位地/尾類の歴史}
古琉球の政治
{琉球人の解放}
校訂おもろさうし
{序}
をなり神の島
{南島古代の葬制/朝鮮人の漂流記に現れた十五世紀末の南島/琉球更紗の発生/ヤガマヤとモーアソビ/鬼界雑記/古琉球の武備を考察して「からて」の発達に及ぶ/南島の稲作行事について}
浄土真宗沖縄開教前史
{仲尾次政隆と其背景}
付録 伊波普猷著作目録
【中巻】1962年 P527 本体表紙虫喰い跡 目次ページ上角裁断ミス
目次:
序(柳田國男)
琉球古今記
{琉球史上に於ける武力と魔術との考察/古琉球の歌謡に就きて/琉球古代の裸舞/支那の動乱と琉球の態度/空道について/沖縄県下のヤドリ/「渡琉日記」を紹介す/中学時代の思出}
孤島苦の琉球史
{古琉球の二詩人/猿田彦の話/古琉球の文献}
日本文化の南漸
{火の神考/君真物の来訪/影薄き国つ神}
南島方言史攷
{フカダチ考/おやだいり考/琉球人の命名法}
沖縄考
{沖縄考(・「おきなわ」が島の汎称になるまで ・国史に現れた阿児奈波島)/運天の古形を辿る/仲村渠考}
沖縄歴史物語
付・著者年譜
【下巻】
目次:
序(大浜信泉)
校註琉球戯曲集
{凡例/琉球作戯の鼻祖玉城朝薫年譜/護佐丸敵討/執心鐘入/銘苅子/女物狂/手水の縁/花売の縁}
琉球戯曲辞典
おもろ覚書
{凡例に代へて(おもろさうしの事)/緒言(をなり神考)/一 神女と山籠り/二 家長的母権制の名残/三 きみよし考/付録 クヮイニャをめぐって}
付録 伊波普猷研究論文目録