1995年11刷 新書判 P143+参考文献P7 カバー端僅ヤケ、僅イタミ 天時代シミ 本体背汚れ
“本書は「唯物論的無神論」で、デモクリトスからドイツ唯物論に至る無神論の系譜をたどり、「人間主義的無神論」で、マルクス主義、ニーチェ、実存主義における無神論を省察し、現代の無神論が、閉ざされた世界においてではなく、深められた人間的経験を土台に対話を始める準備を整えていると説く。”(カバー裏紹介文)
目次:
訳者まえがき
序論 {一 無神論の曖昧さ/歴史的無神論}
【第一部 唯物論的無神論】
第一章 古代唯物論
{一 唯物論の定義/二 デモクリトス/三 エピクロス/四 ルクレティウス}
第二章 フランス自由思想家の流れ
{一 エピクロス主義の復興/二 ラ・モート・ル・ヴェイユ/三 ピエール・ガッサンディ/四 ピエール・ベール}
第三章 イギリス唯物論
{一 自然宗教/二 トマス・ホッブス/三 ジョン・ロック/四 ジョン・トーランド/五 アンソニー・コリンズ/六 シャフツベリ伯/七 デイヴィド・ヒューム}
第四章 フランスの唯物論
{一 形而上学的唯物論/二 ドルバック/三 ラ・メトリー/四 エルヴェシウス/五 ドゥニ・ディドロ/六 ヴォルテール/七 司祭ジャン・メリエ/八 シルヴァン・マレシプル}
第五章 ドイツの唯物論
{一 唯物論と科学の進歩/二 カール・フォークト/三 ヤコブ・モレショット/四 ルートヴィヒ・ビュヒナー/五 エルンスト・ヘケル}
【人間主義的無神論】
第一章 マルクス主義的無神論
{一 無神論と宗教改革/二 ゲオルク・ウィルヘルム・フリードリッヒ・ヘーゲル/三 ダヴィト・シュトラウス/四 ブルノー・バウアー/五 ルートヴィヒ・フォイエルバッハ/六 カール・マルクス/七 フリードリッヒ・エンゲルス/八 ヴ・イ・レーニン/九 ソヴィエト連邦における無神論}
第二章 ニーチェの無神論
{一 マックス・シュティルナー/二 フリードリッヒ・ニーチェ/三 人種主義的無神論}
第三章 実存主義的無神論
{一 英雄的無神論/二 アルベール・カミュ/三 ジャン=ポール・サルトル/四 無神論的実存主義とキリスト教的実存主義}
参考文献