1972年 15.0×21.7 P294 全体に経年によるヤケ、スレ、少汚れ、背および端イタミ
目次:
【座談会】
荒地の意図と成果(鮎川信夫、伸桐雅夫、黒田三郎、三好豊一、北村太郎、木原孝一)
{荒地の出発-モダニズムの影響-荒地の青春-荒地詩集が出るまで-終戦直後の荒地-空白はあったか-荒地詩集一九五一年版-文明と文化-荒地の代表作-新しい荒地の詩人たち-吉本隆明をどう読むか-荒地以後の詩をどう読むか-グループのあり方-架橋工作のあとに}
【対談】
荒地の主題と言語(田村隆一 インタビューア:木原孝一)
【座談会】
荒地の彼方へ(関根弘、飯島耕一、山本太郎、武田文章)
{「戦後詩」か「詩」か-わが荒地との交渉-荒地とマチネポエティク-荒地のグループ意識-荒地が欠如しているもの-荒地の評価}
【再評価】
荒地の精神(松原新一)/荒地のいくつかのモチーフ(渡辺広士)/アメリカ 見果てぬ夢としての(岡庭昇)/荒地と鰐の間(平井照敏)/わが荒野、わが聖地(中江俊夫)
【わが荒地】
人間そのものが荒地だ(吉野弘)/荒地と私(川崎洋)/荒地との出あい(牟礼慶子)/私と荒地(関口篤)/荒地の仲間(衣更着信)/あの頃の吉本隆明さん(諏訪優)/優秀な兄貴に対して(嶋岡晨)/荒地との交わり(城侑)
【荒地論】
荒地の詩的世界(北川透)/感受性と断崖・憎悪の論理(長田弘)/俗ということ 現代詩概観(大岡信)/荒地とはなにか(月村敏行)
【資料】
荒地資料集成
{空白はあったか(北村太郎)/第1回純粋詩詩人賞発表(木原孝一)/青春の暗転(鮎川信夫)/荒地22年11月号後記(黒田三郎)/23年1月号後記(黒田三郎)/マチネポエチック批判(中桐雅夫)/荒地の立場(鮎川信夫)/近代の倦怠をめぐる反語的座談会(鮎川信夫・北村太郎・田村隆一・三好豊一郎・木原孝一・出海溪也)/「囚人」の成立条件について(田村隆一)/芸術前衛と荒地(荒正人)/現代詩への提言(鮎川信夫)/荒地詩集をいかに読むか(中桐雅夫)/荒地詩集51年版書評(長江道太郎)荒地詩集批判に答える(中桐雅夫)/現代の荒地(菱山修三)/夢のない夜(関根弘)/戦後詩論の焦点(大岡信)/荒地グループの総決算・その方法(田村隆一)/その歴史(中桐雅夫)/その主張(木原孝一)/ 座談会・荒地の遺産(木原孝一・黒田三郎・中村稔・関根弘・嵯峨信之)/形成されつつある時代(渡辺武信)}
【年表】
荒地年表 ’19〜71(編:原崎孝、木原孝一)
【作品】
荒地詩選(編:三木卓)
{死んだ男 繫船ホテルの朝の歌 他(鮎川信夫)/無名戦士 黙示 鎮魂歌(木原孝一)/センチメンタル・ジャアニイ 庭 他(北村太郎)/墓場の樹(衣更着信)/死の中に もはやそれ以上 他(黒田三郎)/文学(鈴木喜緑)/鏡 独楽 噴き上げ(高野喜久雄)/坂に関する詩と詩論 立棺 他(田村隆一)/戦争 新年前夜のための詩 他(中桐雅夫)/夕暮の(中江俊夫)/政治的他殺(野田理一)/囚人 われらの五月の夜の歌 他(三好豊一郎)/勾配 虚しい街(森川義信)/火の秋の物語 少年期 少女 他(吉本隆明)}