薔薇幻視 平凡社カラー新書13 中井英夫

1975年 新書判 P143 カバーイタミ、スレ 小口からページ端にかけてヤケ大 扉ページイタミ

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幻想・綺想・怪奇・シュルレアリスム・前衛・・・国内幻想文学・芸術・評論

幻想・綺想・怪奇・シュルレアリスム・前衛・・・国内幻想文学・芸術・評論中井英夫

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1975年 新書判 P143 カバーイタミ、スレ 小口からページ端にかけてヤケ大 扉ページイタミ

植物学者・中井猛之進(国立科学博物館長・小石川植物園長などを歴任)を父に持ち、自身が所有していた軽井沢の山荘を「流薔園」と名付けるなど、薔薇に思い入れの深い作家・中井英夫による、「実在の薔薇ではない」「虚の薔薇、不在の薔薇」をテーマに据えた随想を収録。ほかに若干の詩篇や小説1篇を加える。

“地上の薔薇はいかにも美しいが、世の薔薇作り薔薇愛好家がもっぱらその外側にだけ心を奪われて、内部の、もうひとつの薔薇の美を探ろうとしないのが私には不満であった。かつて桜の樹の下には屍体が埋まっていたように、薔薇の内部にはなおいっそう神秘な何者かが、ひそんではしないか。『薔薇幻視』は、いわば新しい旅への誘いである。”(カバー裏紹介文)

目次:
薔薇の迷宮
地下の薔薇園への招待
青の神秘について
薔薇ならぬ薔薇の旅I
 パリ・バガテル
 薔薇の幻種
 薔薇連祷
薔薇ならぬ薔薇の旅II
 地中海へ
薔薇を語る
小説・薔薇の罠

あとがき・薔薇への詫びごと
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