物質的恍惚　ル・クレジオ　訳：豊崎光一　新潮社

1972年4刷　四六判　P301　カバースレ多、上下端少イタミ　帯ヤケ、汚れ　小口からページ端にかけてヤケ、時代シミ多　P69～72上角折れ跡

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1972年4刷　四六判　P301　カバースレ多、上下端少イタミ　帯ヤケ、汚れ　小口からページ端にかけてヤケ、時代シミ多　P69～72上角折れ跡

“生と死と物質との哲学的照応―現代文学の鬼才ル・クレジオの卓異な“存在と無””（帯文）

“〈死は生の完遂であり、生に形と価値とを与えるものであり、生の円環を閉じるものであるのと同様、沈黙は、言語と意識との至高の到達点である。〉人間の生誕前を語る序章「物質的恍惚」と、死後の世界を扱う「沈黙」、この二つの無にはさまれた生命とその動揺、不安が「無限に中ぐらいのもの」を形づくる―光と影の支配を逃れ、物質への回帰に存在の真の姿、存在の恍惚を発見するユニークな存在論。本書は、ル・クレジオ文学の構造と特色を明解に表現し、その最良の手引となっている。”（帯裏紹介文）

目次：
物質的恍惚
無限に中ぐらいのもの
　｛風景／作りもの／書くこと／未来／蝿殺し／罠／意識／鏡｝
沈黙

訳者のことば