1983年復刻版 B6判 ソフトカバー P279 カバーヤケ、スレ多、少汚れ 小口少汚れ
1958年に刊行されたものを復刻。測量や拓本、写真、発掘、整理、発表といった基礎技術の手引き書。
近藤義郎、楢崎彰一、西川宏、藤沢長治、横山浩一
目次:
序
【第一部 遺跡遺物と考古学】
第一章 歴史学としての考古学
第二章 遺跡遺物はどんなところにあるか
【第二部 調査技術】
第一章 一般調査
第二章 遺跡の調査
A 着眼点と遺跡の形態 {着眼点―遺跡の形態}
B 遺跡の実測 {記録の意味―略測―平板による測量―平板とトランシットとの併用法―水糸とチョークによる方法―用具}
第三章 遺物調査
A はじめに
B 実測の方法 {実測を始めるに当って―実測の基礎―断面図の書き方―文様の画き方―破片の画き方}
第四章 拓本
{準備―とり方―拓本の利用
第五章 写真
{まえがき―器具―撮影準備―照明―ピント合せ―露出―現像・焼付と感光材料}
第六章 発掘
A 発掘の目的と心構え {問題を解決するために―消えゆく遺跡を記録するために―発掘は遺跡を破壊することになる―発掘は共同でしよう―発掘に積極的に讃歌するために}
B 準備 {現地での予備的な仕事―発掘の経費―法的な手続―発掘用具―調査組織の編成}
C 実施 {遺跡の測量―ボーリングによる発掘地点の選定―トレンチの設定―部分的発掘(トレンチ発掘)―記録と遺物のとり上げ方―全面発掘―応急調査の要領―調査組織の運営―発掘が終ってからの仕事}
【第三部 整理・研究・発表】
第一章 整理
A 概観
B 整理の方法 {分布調査の整理―遺跡・遺物の観察事項の整理―整図}
第二章 比較資料の所在と利用
第三章 研究
A 自ら道を切り開け
B 基礎的研究 {編年的研究―自然環境の復原―技術史的な研究―生産関係院明の視点}
第四章 成果の発表
A 研究報告書 {共同で討議しよう―自分の考えで自分の好きなスチアルでまとめる―事実を事実として書く―最小限度の項目―遺跡の記述に力を入れる―調査の経過を重視する―図を明確に書く―印刷}
B 展示・幻燈・映画 {展示―幻燈―映画}
附録 第一 測量の初歩(考古学研究のための)
附録 第二 参考書及び雑誌の解説
附録 第三 考古学調査に必要な法的手続
附録 第四 調査用品値段表