2007年12月号 A5判 P400
目次:
【巻頭翻訳】《石油》ほか(アレクセイ・パールシチコフ 訳:たなかあきみつ)
【翻訳連載詩】原始時代の三つの詩(イーディス・シイットウェル 訳:藤本真理子)
【小句集第一回】詠下し一〇〇句 心母(田中亜美)
【エッセイ】動物、博物誌、詩 ―中桐雅夫と藤富保男の動物の名前(小笠原鳥類)
【映画評】『あるスキャンダルの覚え書き』(藤本真理子)
【詩作品 I】
愛のように 生きてはいないものへ(篠崎勝己)/椿が原(中神英子)/舟(山本美代子)/晩餐めぐり(望月遊馬)/典拠:「点」(森和枝)/差路の問題(吉野令子)/潮騒(飽浦敏)/岸辺(藤本真理子)/地球怨断歌 いのち されど いのち(丸山勝久)/追随者(相良蒼生夫)/SHADOWS 5(岡野絵里子)/あぶらとみずと(片野晃司)
【句作品】愛染抄(鈴木漠)
【短歌作品】
六〇〇〇度の愛(森井マスミ)/雨のローマに残してきたもの(林和清)/MASCHERA(鳴海宥)/白練の鎧(沼谷香澄)/一英の秋(小塩卓哉)/超・花鳥風月 V(田中浩一)/「溶けてゆきたや」(和泉てる子)/平凡(森本平)/雲(川田茂)
【詩作品 II】
大鴉 故吉田睦彦氏に(粕谷栄市)/線にて(海埜今日子)/版画、水中(小笠原鳥類)/薄氷からの実(浜江順子)/大陸へ(中原宏子)/無題(平塚景堂)/行ってしまうんですか愛する人よ(進一男)/「白状/断片」IV(久保寺亨)/八月の父の行方(斉藤征義)/お玉(紫圭子)/何処へ(松下のりを)/旅の絵(小林弘明)/言葉たちは移動をつづけよ、つまり芝居を、芝居を(野村喜和夫)/合戦・耳目之巻(山田隆昭)/神無月(渡辺めぐみ)/ずれる(私的なメモ・その8)(岩成達也)/幻影のひとびとは風景のなかにむれている 他一篇(岡本勝人)/花山さんの言ったこと その他四編(山岸哲夫)/そうやって私は枯れてゆく 他二篇(平野光子)/連詩 眠る女(川井豊子)/ゴキブリ その ほか(くらもちさぶろう)/シンガポール(東南アジア記(2))(松本一哉)/ここは ハワイダヨ 他二篇(梢るり子)/履歴 他二篇(山田まゆみ)/ドストエフスキーの聖書 ―旧ソビエトジア時代の教会を歌う(中山直子)/攪筆(金子以左生)/アイルランド幻視行(舌間信夫)/四行連詩「宇宙世」(仲嶺眞武)/二〇〇七・夏・二題(里中智沙)
【歌壇時評】鑑賞の作法をめぐって(小塩卓哉)
【詩壇時評】「詩学」終刊/萌える詩集たち(片野晃司)
編輯後記