2007年8月号　Ａ５判　P400

目次：
【巻頭翻訳】《短命植物（エフェメール）》（セルゲイ・ソロヴィヨフ　訳：たなかあきみつ）
【エッセイ】
　世界でもっとも美しい科学実験とメソトロン実験（法橋登）／動物、博物誌、詩　―北川冬彦の、突然に出現する動物（小笠原鳥類）
【翻訳連載詩】火のコード（イーディス・シイットウェル（訳：藤本真理子）
【小詩集第六回】夢の澪を打て（望月遊馬）
【映画評】サラバンド（藤本真理子）
【ガニメデ四〇号記念会レポート】
　非定住農耕　―せめぎあう場で、変星の人が。（海埜今日子）／得物を持って参集せよ（片野晃司）

【詩作品Ｉ】
わたしたちは明日に向ってうつむくことを知らない（渡辺めぐみ）／習作・・・遊びかた・グウ・空文（森和枝）／或る戦闘の記録（天沢退二郎）／編年（片野晃司）／木　二篇（たかぎたかよし）／氾濫の書（平塚景堂）／遁走　或いは　釈明　“自画像”を背負って（丸山勝久）／古代幻想は時をこえて（岡本勝人）／四行連詩「不死不生」（仲嶺眞武）／何故に街を　なにゆえ街で（相良蒼生夫）／戦いに日暮れて　―風の言ったこと（梢るり子）／くさ　その　ほか（くらもちさぶろう）／翼よ、あれがアジアの灯だ（東南アジア記）（松本一哉）／岬へ　その他四編（山岸哲夫）／くびかざり坂（海埜今日子）／生活・そしてひとつの終焉（平野光子）／カード（小笠原鳥類）／連詩　眠る女（川井豊子）／黄蝶　他一篇（山本美代子）／白い鳩（中神英子）／天国へ行きたいのと彼女は言った（進一男）

【歌壇時評】歌ことばのアンソロジー（小塩卓哉）
【詩壇時評】The Land of Asymmetrics （3）　氾濫と岸辺（石田瑞穂）

【短歌作品】
夏こそみどり（黒瀬珂瀾）／ZONE（鳴海宥）／BURST The Girl Tree part 6　破裂―娘樹6―（沼谷香澄）／地球巡回紀行（川田茂）／雲の背ぞよき（小塩卓哉）／「うら寂しがり」（和泉てる子）／無事之名馬（森本平）／超・花鳥風月　ＩＶ（田中浩一）

【詩作品　ＩＩ】
フィリフェラ（新井豊美）／のにのに坂　―アフォリズムの稽古（7）（北川透）／足跡（飽浦敏）／回想（小林弘明）／泉のほとり（中原宏子）／八月の父の行方（斉藤征義）／よみがえる、手の（篠崎京子）／かくれんぼ街道（野村喜和夫）／竪穴式（山田隆昭）／椿（紫圭子）／（無歴の墓地から）（吉野令子）／SHADOWS4（岡野絵里子）／ 1/2の顔（浜江順子）／歌（篠崎勝己）／「白状／断片」ＩＩＩ（久保寺亨）／忙中閑（松下のりを）／モアレ（藤本真理子）／玉三郎　〜五月・京都南座舞踊公演「阿国歌舞伎夢華」より〜（里中智沙）／「海軟風」句鈔（武田肇）

編輯後記