昭和56〜60年(別巻1のみ再版、他は初版) 四六判 各巻帯および函に背ヤケ大、少汚れ 第5巻月報欠 その他詳細は下記参照
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“明治・大正・昭和の三代にわたる現代俳句百年の歴史を展望し、その成果を集大成した待望の全集”(帯文)
【第一巻 明治】
昭和56年 P404 本体元パラ少イタミ 月報付
目次:
「新俳句」(抄)(閲:正岡子規 共編:上原三川、直野碧玲瓏)/「春夏秋冬」(共選:正岡子規、河東碧梧桐、高浜虚子)/「俳諧新潮(選:尾崎紅葉)/「続春夏秋冬」(選:河東碧梧桐)
作者姓名一覧
解説(村山古郷)
月報:連載座談会3 子規、そして碧梧桐(山本健吉、森澄雄、草間時彦、飯田龍太)
【第二巻 明治・大正I】
昭和57年初版 P314 本体元パラヤケ、少イタミ 小口シミ
目次:
「井月の句集」(抄)(井上井月)/「古白遺稿」(藤野古白)/蘇山人俳句集(羅蘇山人)/「子規句集」(正岡子規)/「妻木」(抄)(松瀬青々)/「癖三醉句集」(抄)(岡本癖三醉)/「柑子句集」(抄)(籾山柑子)/「鳴雪句集」(内藤鳴雪)/「雉子郎句集」(抄)(石島雉子郎)/「はかぐら」(中塚一碧樓)/「碧梧桐句集」(河東碧梧桐)/「四明句集」(抄)(中川四明)/「冬の土」(抄)(宮林菫哉)
解説(村山古郷)
月報:連載座談会11 人間探究派など(山本健吉、森澄雄、草間時彦、飯田龍太)
【第三巻 明治・大正II】
昭和58年 P355 帯角破れ
目次:
「新春夏秋冬」(抄)(選:松根東洋城)/「日本俳句鈔第一集」(選:河東碧梧桐選)/「日本俳句鈔第二集」(抄)(選:河東碧梧桐)/「ホトトギス雑詠集」(選:高濱虚子)/國民俳壇(選:松根東洋城)
解説(村山古郷)
月報:言葉と調子(後藤比奈夫)/俳句の素因(長谷川双魚)
【第四巻 大正】
昭和57年 P318 函口少凹み
目次:
「鬼城句集」(村上鬼城)/「竹冷句鈔」(抄)(角田竹冷)/「菅原師竹句集」(抄)(菅原師竹)/「乙字俳句集」(抄)(大須賀乙字)/「月舟俳句集」(抄)(原月舟)/「冬葉第一句集」(抄)(吉田冬葉)/「島村元句集」(島村元)/「木歩句集」(富田木歩)/「雑草」(長谷川零餘子)/「人間を彫る」(大橋裸木)/「青峰集」(島田青峰)/「大空」(尾崎放哉)/「温亭句集」(抄)(篠原温亭)
解説(草間時彦)
月報:連載座談会6 地方の俳人たち(山本健吉、森澄雄、草間時彦、飯田龍太)
【第五巻 昭和I】
昭和57年 P401 帯欠 本体元パラ欠 月報欠
目次:
「道芝」(久保田万太郎)/「草城句集(花氷)」(抄)(日野草城)/「白水郎句集」(大場白水郎)/「露月句集」(抄)(石井露月)/「梅林句屑」(喜谷六花)/「シャツと雑草」(栗林一石路)/「龍膽」(抄)(長谷川かな女)/「定本芝不器男句集」(芝不器男)/「葛飾」(水原秋櫻子)/「普羅句集」(前田普羅)/「蝶衣句稿 青垣山」(抄)(高田蝶衣)/「萬兩」(阿波野青畝)/山口誓子「凍港」/野村泊月「比叡」/「碧雲居句集」(大谷碧雲居)/「銀漢」(吉岡禅寺洞)
解説=川崎展宏
【第六巻 昭和II】
昭和58年 P314 本体元パラ欠 月報下端折れ跡
目次:
「たけし句集」(抄)(池内たけし)/「井泉水俳句集」(抄)(荻原井泉水)/「月笠句集」(中島月笠)/「五十崎古郷句集」(五十崎古郷)/「余子句選」(抄)(小杉余子)/海の旅(篠原鳳作)/「長子」(中村草田男)/「旅人」(抄)(臼田亞浪)/「五百句」(高濱虚子)/「花影」(原石鼎)/「鐵」(細谷源二)/「我は我」(抄)(大谷句佛)/「寒雷」(加藤楸邨)
解説=川崎展宏
月報:師 草城の思い出(桂信子)/俳句の韻律(坂野信彦)
【第七巻 昭和III】
昭和57年 P309 帯破れ多 本体元パラ欠
目次:
「春雪」(中村汀女)/「旗」(西東三鬼)/「街」(東京三)/「鎌倉」(星野立子)/「吉武月二郎句集」(抄)(吉武月二郎)/「はやて《風にょう+立》 」(竹下しづの女)/「金剛纂」(西島麥南)/「向日葵」(東鷹女)/「淀」(森川曉水)/「北方兵團」(片山桃史)/「萬緑」/「野守」(松本たかし)/「定本川端茅舎句集」(川端茅舎)/「天の狼」(富澤赤黄男)
解説(三橋敏雄)
月報:連載座談会4 国民俳壇をめぐって(山本健吉、森澄雄、草間時彦、飯田龍太)
【第八巻 昭和IV】
昭和58年 P325 帯破れ 元パラ欠
目次:
「碧童句集」(抄)(小澤碧童)/「古鏡」(水原秋櫻子)/「埠頭」(五十嵐播水)/「七曜」(山口誓子)/「國原」(阿波野青畝)/「鈴木花蓑句集」(抄)(鈴木花蓑)/「風切」(石田波郷)/「五百五十句」(高濱虚子)/「富士」(渡邊水巴)/「雪後の天」(加藤楸邨)/「飛雪」(齋藤玄)/「泊雲」(西山泊雲)
解説(中拓夫)
月報:いわゆる俳句イロニイ説を書いた頃(井本農一)/信濃の風物(木村蕪城)
【第九巻 昭和V】
昭和56年 P368 帯少破れ 本体元パライタミ、上端破れ
目次:
「杉田久女句集」(抄)(杉田久女)/「秋山越」(高橋馬相)/「村」(長谷川素逝)/「六百句」(高濱虚子)/「春蘭」(飯田蛇笏)/「櫻濃く」(石橋秀野)/「初鴉」(高野素十)/「晩刻」(山口誓子)/「花影」(中村汀女)/「野哭」(加藤楸邨)/「雨覆」(石田波郷)
解説(福田甲子雄)
月報:連載座談会2 子規の評価(山本健吉、森澄雄、草間時彦、飯田龍太)
【第十巻】
昭和57年 P364 帯欠 本体元パラ欠
目次:
「山曆」(石橋辰之助)/「時雨」(青木月斗)/「球磨」(上村占魚)/「胸形變」(石田波郷)/「松囃子」(橋本鷄二)/「蕗子」(高柳重信)/「曼珠沙華」(野見山朱鳥)/「三十代」(古沢太穂)/「眼光」(榎本冬一郎)/「花宰相」(山口青邨)/「晴子句集」(高木晴子)/「名もなき日夜」(佐藤鬼房)/「淡路女百句」(高橋淡路女)/「花影」以後(原石鼎)/「風雪前」(篠田悌二郎)/「雨」(篠原梵)/「光塵」(石塚友二)
解説(広瀬直人)
月報:連載座談会12 俳人の晩年(山本健吉、森澄雄、草間時彦、飯田龍太)
【第十一巻 昭和VII】
昭和57年 P424 帯欠 本体元パラ欠 小口シミ汚れ
目次:
「無禮なる妻」(抄)(橋本夢道)/「咀嚼音」(能村登四郎)/「歸心」(水原秋櫻子)/「春潮」(上野泰)/「午後の窓」(加倉井秋を)/「六百五十句」(高濱虚子)/「途上」(藤田湘子)/「谷間の旗」(鈴木六林男)/「吹毛集」(永田耕衣)/「女身」(桂信子)/「榧の實」(及川貞)/「母郷行」(中村草田男)/「鋪道の花」(波多野爽波)/「銀」(日野草城)
解説=広瀬直人
月報:連載座談会5 国民俳壇をめぐって(山本健吉、森澄雄、草間時彦、飯田龍太)
【第十二巻 昭和VIII】
昭和57年 P341 本体元パラ上端少破れ
目次:
「朱卓」(宮武寒々)/「海彦」(橋本多佳子)/「年尾句集」(高濱年尾)/「白幡南町」(大野林火)/「七百五十句」(高濱虚子)/「蛇」(赤尾兜子)/「黙示」(富澤赤黄男)/「変身」(西東三鬼)/「西京」(村山古郷)/「椿花集」(飯田蛇笏)
解説(飯島晴子)
月報:連載座談会9 虚子と弟子たち(山本健吉、森澄雄、草間時彦、飯田龍太)
【第十三巻 昭和IX】
昭和57年 P382 本体元パラ欠 月報上角少折れ跡
目次:
「命終」(橋本多佳子)/「玄霜」(小林康治)/「空の渚」(石原八束)/「東洋城千句集」(抄)(松根東洋城)/「寒泉」(木村蕪城)/「歴日抄」(安住敦)/「定本木下夕爾句集」(木下夕爾)/「麓の人」(飯田龍太)/「三露」(皆吉爽雨)/「天涯」(下村槐太)/「赤城さかえ句集」(赤城さかえ)/「乾燥花」(山口青邨)/「蜿蜿」(金子兜太)
解説(矢島渚男)
月報:連載座談会10 人間探求派など(山本健吉、森澄雄、草間時彦、飯田龍太)
【第十四巻 昭和X】
昭和57年 P362 帯欠 函セロテープ跡、内側破れ補修跡 本体元パラ欠
目次:
「傘壽以後」(富安風生)/「島人」(清崎敏郎)/「渡辺白泉句集」(渡辺白泉)/「獣身」(三谷昭)/「殉教」(水原秋櫻子)/「銃身」(鷲谷七菜子)/「花眼」(森澄雄)/「酒中花以後」(石田波郷)/「上下」(右城暮石)/「秋風挽歌」(福田蓼汀)/「栃木集」(平畑静塔)/「素志」(香西照雄)
解説(矢島渚男)
月報:破門(上村占魚)/波郷想望(村沢夏風)
【第十五巻 昭和XI】
昭和56年 P372 本体元パラ僅イタミ
目次:
「雪」(松村蒼石)/「筍流し」(岸田稚魚)/「冬の虹」(角川源義)/「浮鴎」(森澄雄)/「地聲」(沢木欣一)/「眞神」(三橋敏雄)/「寒雁」(百合山羽公)/「高蘆」(石川桂郎)/「年の花」(富安風生)/「金泥」(後藤比奈夫)/「山國抄」(村越化石)/「櫻山」(草間時彦)/「山の木」(飯田龍太)
解説(平井照敏)
月報:連載座談会1 子規山脈(山本健吉、森澄雄、草間時彦、飯田龍太)
【第十六巻 昭和XII】
昭和57年 P361 帯欠 本体元パラ欠
目次:
「風形」(長谷川双魚)/「明治草」(抄)(相生垣瓜人)/「山河」(相馬遷子)/「汀子句集」(稲畑汀子)/「明野」(岡井省二)/「底紅」(後藤夜半)/「飛泉」(野澤節子)/「湖の森」(河野南畦)/「曼陀羅」(細見綾子)/「桐の木」(神尾久美子)/「方円集」(大野林火)/「生還」(磯貝碧蹄館)/「四季物語」(中村苑子)/「天地存問」(宇佐見魚目)
解説(平井照敏)
月報:連載座談会7 関西俳壇その他(山本健吉、森澄雄、草間時彦、飯田龍太)
【第十七巻 昭和世代集】
昭和57年 P421 帯端破れ 函口少凹み 本体元パラ欠
目次:
「辛酉小雪」(飴山 實)/「義仲」(川崎展宏)/「青蝉」(福田甲子雄)/「春日朝歌」(阿部完市)/「球體感覺」(加藤郁乎)/「日の鳥」(広瀬直人)/「鳥道」(大峯あきら)/「来信」(宮津昭彦)/「愛鷹」(中拓夫)/「定本烏宙論」(河原枇杷男)/「星月夜」(成瀬正とし)/「平遠」(鷹羽狩行)/「青垣」(原裕)/「天上大風」(平井照敏)/「龍岡村」(大井雅人)/「氷輪」(岡田日郎)/「森林」(上田五千石)/「遠方」(友岡子郷)/「采薇」(矢島渚男)/「鳥語」(福永耕二)
解説(草間時彦)
月報:連載座談会8 大正期俳人の気骨(山本健吉、森澄雄、草間時彦、飯田龍太)
【別巻一 文人俳句集】
昭和60年再版 P432 帯端少イタミ 本体元パラ欠
目次:
「紅葉句帳」(抄)(尾崎紅葉)/「うた日記」(抄)(森鴎外)/「漱石俳句集」(抄)(夏目漱石)/忍月句集(石橋忍月)/「澄江堂句集」(芥川龍之介)/「魚眠洞發句集」(室生犀星)/「折柴句集」(瀧井孝作)/「さゞら波」(抄)(巖谷小波)/寅日子句集(寺田寅彦)/鏡花句集(泉鏡花)/「返り花」(久米正雄)/「竹林清興」(北原白秋)/「百鬼園俳句」(内田百間)/「婆羅門俳諧」(日夏耿之介)/「蝸牛庵句集」(幸田露伴)/横光利一句集(横光利一)/「荷風句集」(永井荷風)/「柿の花」(三好達治)/「能火野人十七音詩抄」(佐藤春夫)/「麦ほこり」(田中冬二)/春日抄(木山捷平)/「裏山」(安東次男)/「吉屋信子句集」(抄)(吉屋信子)/「永井龍男句集」(永井龍男)/「木の葉髪」(上林暁)/「遅日の街」(井本農一)/「村」(北園克衛)/「歳月」(結城昌治)
解説(村山古郷)
月報:芥川龍之介の俳句(細川加賀)/室生犀星(坪内稔典)
【別巻二 現代俳論集】
昭和58年 P355 帯少キズ、端少破れ 函背破れ 本体元パラ欠 月報上端少イタミ
目次:
獺祭書屋俳話(抄)(正岡子規)/芭蕉雑談(抄)(正岡子規)/俳諧 秋の声発刊之文(尾崎紅葉)/現今の俳句界(高浜虚子)/俳句界の新傾向(大須賀乙字)/無中心論(河東碧梧桐)
俳句提唱(抄)(荻原井泉水)/俳句ではない(中塚一碧楼)/進むべき俳句の道(抄)(高浜虚子)/俳句と宗教味の問題其の他(飯田蛇笏)
花鳥諷詠(高浜虚子)/自由律俳句運動の歴史的意義(栗林一石路)/「自然の真」と「文芸上の真」(水原秋桜子)/秋桜子君へ(高野素十)/「連作句廊」雑言(山口誓子)/無季の問題等(吉岡禅寺洞)/季題と現代生活(日野草城)/俳句愛憎(石田波郷)/俳句は抒情詩か?(萩原朔太郎)/韻文韻文(石田波郷)
楸邨氏への手紙(中村草田男)/第二芸術 ―現代俳句について(桑原武夫)/草田男の犬(赤城さかえ)/酷烈なる精神 ―新人諸君に(西東三鬼)/人間と詩について(加藤楸邨)/俳句的対象把握(井本農一)/根源俳句管見(神田秀夫)/俳人格(平畑静塔)/純粋俳句 ―星から寓意へ(山本健吉)/私の標語(高浜虚子)/クロノスの舌(富沢赤黄男)/風景俳句論(楠本憲吉)/俳句と「もの」(秋元不死男)/俳句と社会性(アンケート)(金子兜太、佐藤鬼房、鈴木六林男)/俳句の造型について(金子兜太)/俳句の風土性にふれて(佐藤鬼房)/花眼遊想 ―『花』と『あそび』(森澄雄)/秀作の秘密(飯田龍太)/新興俳句作家総論(三橋敏雄)/伝統の終末(草間時彦)/私詩からの脱出(藤田湘子)/はせをの芸術(抄)(西脇順三郎)/「書き」つつ「見る」行為(高柳重信)/山林的人間(永田耕衣)/内観ということ(石原八束)/詩は無名がいい(飯田龍太)/伝統俳句について ―虚子の一念(川崎展宏)/切字断章(外山滋比古)/重い俳句軽い俳句(山本健吉)/水原秋桜子の意義(飯島晴子)/俳句の音楽(平井照敏)/明敏の奥なる世界(大岡信)
解説(平井照敏)
月報:忌日の句その他(結城昌治)/補訂三点(村山古郷)