闘う衣服 小野原数子 水声社

2011年 A5判 P384 帯破れ、セロテープ跡

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文化・風俗・サブカルチャー文化・風俗



2011年 A5判 P384 帯破れ、セロテープ跡

叢書・記号学的実践

“《私とは誰か》という根元的な問いと《戯れる》
今日のファッションの多様な様相を、日本のモード雑誌のなかに、そしてヴィヴィアン・ウェストウッドの諸作品、女子プロレスのコスチューム、ゴシックロリータ・ファッションのなかに探る、記号学的モード研究の新しい成果。”(帯文)

「ファッション」「衣服」といった文化を記号学的に考察した論文13篇(「序論」「結論にかえて」含む)を収録。第I部で日本のファッション雑誌、第II部でヴィヴィアン・ウェストウッド、第III部でプロレスラーのコスチューム、第IV部でゴシックロリータをテーマとして扱う。

目次:
はじめに
序論 人間は衣服を着る動物である


 1 ファッション雑誌の読み方 ロラン・バルト「書かれた衣服」を通して
 2 ファッション雑誌で「日本」を読む 『ヴァンサンカン』の場合

II
 3 コレクションを読む ヴィヴィアン・ウェストウッドの方法
 4 コレクションとストリップ・ディーズ 服なのか体なのか
 5 アングロマニア ファッションのなかのナショナル・アイデンティティ

III
 6 服を着て闘う 女子プロレスラーのコスチューム
 7 女子プロレスとポルノグラフィ
 8 プロレスを作った男のコスチューム 力道山の黒いタイツ
 9 闘う着せ替え人形 広田さくらのコスプレ・プロレス

IV
 10 ゴシックロリータの羞恥心 生パン撲滅運動
 11 ゴシック・わたし・ロリータ ふわふわの訳

結論にかえて ファッションとしての日本 「ファッショナブル」の現代的考察


あとがき

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