昭和53年、平成元年　Ａ５判　P512、689＋61　各巻ヤケ、時代シミ　本体元パラ折れ跡

昭和53年に刊行された『大嘗祭の研究』と、それから十年を経て刊行された『続・大嘗祭の研究』。

目次：
【正巻】
諸言（佐藤通次）
大嘗祭の本義（谷省吾）
大嘗祭の起源（西山徳）
大嘗宮の祭神（真弓常忠）
大嘗祭における斎戒（岡田重精）
大嘗祭の祭儀（川出清彦）
鎮魂祭の儀　―特に木綿結びについて―（安江和宣）
大嘗祭と神宮　―特に大嘗会由奉幣について―（佐古一冽）
古代シナの廟祭思想について　―特に大嘗祭の考察として―（佐中壮）
奈良時代における“新嘗”と“大嘗”について（田中卓）
摂関院政期の大嘗祭について　―特に江家次第・北山抄の記述をめぐつて―（清水潔）
中世に於ける大嘗祭（鎌田純一）
近世に於ける大嘗祭（三木正太郎）
後期水戸学派における大嘗祭の思想　―特に会沢正志斎について―（荒川久壽男）
近代に於ける大嘗祭（西川順土）
『柳田国男の大嘗祭論』以後　―大嘗祭は天皇の国事行事か、内廷の私事か―（幡掛正浩）
践祚大嘗祭式重要語彙攷証（西宮一民）

大嘗祭関係文献目録・悠紀主基国一覧表・大嘗祭年表（白山芳太郎）
後記　大嘗祭研究会の由来（佐藤通次）
結び（岡田重清）

【続巻】
序（谷省吾）

神嘗・相嘗・新嘗・大嘗の関係について（田中卓一）
大嘗祭の思想的源流と古代伝承（西山徳）
律令法における即位礼と大嘗祭（川北靖之）
『江家次第』大嘗会記事の性格とその成立（清水潔）
一代一度大神宝使の研究（井後正晏）
大嘗祭に於ける神饌御供進の御儀　―『建保大祀神饌記』の成立をとおして―（安江和宣）
中世大嘗祭の一考察　―鎌倉幕府の大嘗会用途徴収を中心として―（平泉隆房）
神宮の臨時奉幣　―近世の大嘗会由奉幣について―（中西正幸）
明治初期に於ける新嘗祭（鎌田純一）
矢野玄道の大嘗祭研究　―「古史伝」二十九之巻の続攷をめぐって―（福井款彦）
多田好問『登極令義解』草稿の紹介（所功）
大嘗祭と憲法（速水清）
外国人学者による即位礼と大嘗祭の研究について（大垣豊隆）
外国の王位就任式　―オランダ王国憲法とオランダ国王就任式―（真弓常忠）
践祚大嘗祭儀式の仮名表記をめぐつて（西宮一民）
践祚大嘗祭儀式の供神雑器について（白江恒夫）
大嘗祭服飾語彙の研究　―「シ《糸＋「施」の右側》」について―（大島信生）
古代の「滑海藻」「末滑海藻」について（神道宗紀）
中臣寿詞の「天つ水」神話について（粕谷興紀）
『夫木抄』入集大嘗会和歌　―大嘗会和歌集成拾遺序説―（八木意知男）

大嘗祭関係研究文献目録（井後正晏、櫻井治男、新田均、八幡隆経）

跋（真弓常忠）