1992年 A5判 P246 表紙少スレ、少汚れ ページ上角少折れ跡
全246ページのうち特集181ページ。
目次:
センス・オブ・ノンセンス(184)(古川タク)
〈連載 コナン・ドイルの世紀末19〉避妊とスピリチュアリズム(承前)(富山太夫)
〈歩行と思索〉
パソコンの概念を厳密化しよう4 プログラミング間違えるから楽しい(岩谷宏)
職業としての助産婦とジェンダー(原ひろ子)
人形遊び(池上俊一)
【特集 南方熊楠】
〈討議〉萃点に立つ熊楠(谷川健一、鶴見和子、宮田登)
〈博物学的知〉
形成期の南方学(松居竜五)
言語としての南方熊楠 東洋的知のモザイク(小林武)
〈テクストとしての熊楠〉
熊楠の親しんだ中国の古籍(飯倉照平)
熊楠先生の博識の源泉 『十二支考』に見えたる非漢字文化圏文献の引用法を論す(鈴木董)
写字生熊楠 南方熊橋の〈読書〉をめぐって(松枝到)
〈粘菌〉
粘菌学者リスター父子の南方熊楠宛書簡から(山本幸憲)
幻の熊楠粘菌学とその謎(郷間秀夫)
〈熊野〉
熊野考 花山院と小栗(阿部泰郎)
「南方熊楠」を見立てる 田辺に坐す熊楠(西川照子)
〈移動する熊楠〉
熊楠のフィールド・ワーク(小野有五)
遼東の豕(四方田犬彦)
〈熊楠の宇宙へ〉
花は紅、柳は緑 複数の声(永沢哲)
ミナカタ宇宙論の彼方(桐本東太)
〈資料篇〉
資料 珍事評論第2号(南方熊楠)
『珍事評論』の撃つもの 第弐号をめぐって(長谷川興蔵)
資料 南方熊楠のロンドン抜書目録(篇:月川和雄、松居童五)
〈特別掲載〉ベルクソン 一八五九―一九四一(G・ドゥルーズ 訳:平井啓之)
〈〈流行病〉のエピステーメ〉性病の脅威(承前) 公衆衛生による予防と道徳による予防(A・コルバン 訳:藤井寛)
〈特別掲載〉クリプキ(承前)(伊藤源石)
〈連載 論理の構造 第二期「思考の第 二十一回〉判断とは? その構成要素6(中村元)
〈研究手帖〉和辻倫理学の初期構想(米谷匡史)