異神 中世日本の秘教的世界 山本ひろ子 平凡社

1998年 A5判 P673 カバー僅スレ、端ごく僅イタミ、内側時代シミ 天少時代シミ 巻頭口絵ページ端僅シミ汚れ

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1998年 A5判 P673 カバー僅スレ、端ごく僅イタミ、内側時代シミ 天少時代シミ 巻頭口絵ページ端僅シミ汚れ

“神々は死なず、ただ変貌するのみ
〈隠された神々〉の魁偉な像容を招喚する巫女のエクリチュール。
中世神界の奥処に分け入り、未聞の学知と激越な想像力の鉱脈を発見する渾身の力篇”(宣伝文)

“新羅明神、赤山明神、摩多羅神、宇賀神、牛頭天皇……。不思議な名前をもつ神々がいる。
〈神〉と呼ばれてはいるのだが、はたして神なのか、仏なのか、その出自も来歴も不明の謎めいた霊格たちだ。
《略》
異神たちが同時多発的に誕生・成熟し、連携、時には対立しあって暗躍した中世の「顕夜」が、本書の舞台だ。日本の信仰史のなかで特異な光彩を放ちながら、綾なす異神たちの系譜。その脈動に耳を傾け、活動の軌跡をたどるとき、浮びあがってくる中世の「顕夜」は、闇にかかる壮大な星宮図となろう。……”(プロローグより)

目次:
プロローグ

第一章 異神と王権―頼豪説話をめぐって
 I 『平家物語』頼豪説話の構成とモティーフ {i 頼豪怨霊譚の位相/ii 史実と虚構のあいだ}
 II 呪殺された王―後三条天皇崩御譚 {i 神は「鳴動」した/ii 王家と山門・寺門}
 III 頼豪説話の成立
 IV 鼠の秀倉譚 {i 頼豪ねずみと日吉社・鼠の秀倉/ii 護因と後三条天皇(1)/iii 護因と後三条天皇(2)}
 付論I 赤衣と老翁・赤山明神
 付論II 新羅明神来臨考―縁起と秘法をめぐって {i 智証大師伝と新羅明神の渡来/ii 新羅明神と尊星王法―「三ヶ条の御本意」をめぐって}
 付論III 新羅明神の幻像を追って {i 「御本国」での四つの本名―嵩山王・朱山王・松菘王・四天夫人/ii 「素髪の老翁」とスサノオ―疫神としての新羅明神}

第二章 摩多羅神の姿態変換―修業・芸能・秘儀
 序 謎の神・摩多羅神
 I 叡山常行堂と摩多羅神 {i 常行堂と引声念仏/ii 秘法「天狗怖し」/iii 摩多羅神のトポロジー―常行堂を超えて}
 II 秘儀と摩多羅神―摩怛利神法と玄旨灌頂の世界 {i 摩怛利神法―七母天供養と七鬼の祝言/ii 玄旨灌頂と摩多羅神―「ふるまい」の本尊}
 III 修正会のなかの摩多羅神―秘法相伝と摩多羅神の「顕夜」 {はじめに―まぼろしの修正会から/i 摩多羅神相伝と「天の祭」―多武峰の場合/ii 摩多羅神相伝と秘密の奥殿―毛越寺の場合/iii 摩多羅神の顕夜―日光山のの場合/終わりに―「神申し」の翁へ}
 付論 日光山の延年舞と常行堂 {はじめに―日光山常行堂と摩多羅神/i 倶舎舞と修正会―「延年舞」の源流を求めて/ii 教城院と光樹院―摩多羅神の奉斎者たち/終わりに―甦った摩多羅神法}

第三章 宇賀神―異貌の弁才天女
 はじめに―『渓嵐拾葉集』と二種の弁才天
 I 宇賀神経と荒神祭文 {I 弁才天三部経の物語相/ii 荒神祭文と十禅師=宇賀神説}
 II 『弁才天修儀』の儀礼宇宙―行法と口伝をめぐって {i 弁才天修儀への誘い/ii 『弁才天修儀』の行法と口伝/iii 表白の段/iv 結願作用}
 III 弁才天灌頂―戒家相承の弁才天と如意宝珠をめぐって {i 弁才天五箇の灌頂/ii 生身弁才天灌頂}
 終わりに―「如意宝珠王」の彼方に
 付論 戒家と大黒天―大黒天法と戒灌頂をめぐって {i 弁才天修儀と大黒天法/ii 戒灌頂の儀礼世界/iii 合掌印の授与―「三重合掌」と師資冥合/iv 「三種法華」と大黒天}
 資料 {I 弁才天三部経/II 最勝護国宇賀耶頓得如意宝珠王修儀/III 弁才天修儀私}

第四章 行疫神・牛頭天王―祭文と送却儀礼をめぐって
 はじめに―「牛頭天王島渡り」祭文と祇園縁起
 I 「牛頭天王島渡り」祭文の世界 {i 牛頭天王の出生と龍宮行き/ii 蛇毒気神の物語/iii 津島への鎮座と疫病の造立―本復/iv 古端一族の殲滅/v 釈迦との問答譚/vi 護符の授与と天王祭}
 II 津島の牛頭天皇信仰と御葦流し {i ふたつの護符―柳簡と立符/ii 津島の牛頭天王縁起―「牛頭天王講式」を読む/iii 流される疫神たち―御葦放流神事}
 終わりに―「みさきたなびく牛頭天王……」

エピローグ
引用資料所収一覧
あとがき
人名・書名索引
事項索引
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