昭和47年初版 A5判 P614 函少汚れ、背ヤケ 本体セロハンカバー背上端一部欠損 表紙少シミ汚れ 小口少ヤケ 扉ページ蔵書印あり 月報付
監修:岩村忍、入矢義高、岡本清三
校訂:飯倉照平
装幀:原弘
目次:
【彗星】
読『一代男輪講』/小鳥狩に梟が出る/お寺小姓/読「一代女輪講巻二」/読「心中二ツ腹帯輪講」/読「世間猿輪講」/読「夢想兵衛輪講」/性画の流出入/蚊帳の雁金/女順札ならびにサンヤレのこと/金魚/小篇 (一寸法師と打出の小槌/ほか17篇)
【なら】
「春日神社釣燈籠の銘文」について/キリゴケについて
【土のいろ】
『土のいろ』を読みて/武光式部少輔のこと/一言一話(一宮の南天/蚊帳に雁の絵を描くこと)
【紀伊郷土研究】
根来のこみちゃ/むつかしい熊野の方言
【紀伊史料】
「田辺名物考」について
加太の立て櫂
【グロテスク】
尾崎君の「振鷺亭の怪談会本」を読む
【旅と伝説】
桜を神木とすること/馬角さん/「釣狐」の狂言/人に化けて人と交わった柳の精/婦人の腹中の瘡を治した話/驢の耳を持った皇帝/兄弟契り/贋孝行を褒賞した話/太田君の「進軍中に見た志那習俗」(一)を読む/小篇(鷽替神事について/ほか8篇)
【民俗学】
振旗通信の初まり/ゴッサン/邪視について/狐と雨/庚申鳥とゴキトウ鳥/七種の菜粥/烏の金玉/鮑が難船を救うた譚―鷸蚌の故事/千疋狼/「紀伊の国」の端唄/易の占いして金取り出したること/亀の甲/往古通用日の初め/催促する動物の譚/泡んぶくの敵討/太鼓の中に人/美人の代りに猛獣/鰹鳥―燕の継子殺し/啞人が鳥を見て言い出す/ドンコの類魚方言に関する藪君の疑問の答う/ぬくめ鳥/額より妙相を現ぜしこと/足を薪とした怪婆/源為朝一箭で船を射沈めたこと/樟柳神とは何ぞ/塩茄子の笑話/余り茶を飲んで孕んだ話と手孕村の故事/寄合咄(移動する魚に関する俗伝/ほか11篇)/紙上問答(質問/応答)/余白録(くどき節「兄妹しんじゅ」/ほか7篇)
【あかほんや・末摘花通解】
川柳句解二則/「書を好む者の三病」について/『末摘花通解』補説
【岡山文化資料】
馬鹿婿/アマンジャクが日を射落とした話
【芳賀郡土俗研究会報】
『芳賀郡土俗資料第一編』を読む/小篇(一目の虫/ほか2篇)
【俚俗と民譚】
もぐらの嫁探し
地球志向の比較学(鶴見和子)
月報:猿田彦の神話(松前健)/南方熊楠先生追想記(雑賀貞次郎)/資料9 人魚の裁判(下)(牟婁新報)