反少女の灰皿　矢川澄子　新潮社

昭和56年初版　四六判　P207　函少クスミ　帯下端破れ　本体元パラヤケ、破れ

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昭和56年初版　四六判　P207　函少クスミ　帯下端破れ　本体元パラヤケ、破れ

“ことばの真の意味での超現実をもとめてやまなかった魂の彷徨！
Sumiko ALICEから反少女へと変身していった心のミクロコスモスを、豊かな眼識と上質の文体、知的なことば遊びをもって鮮やかに描く、書物に関する自伝風エッセイ。”（帯裏紹介文）

目次：
Ｉ
　わが偏書記
　わる宮沢賢治体験

ＩＩ
　不滅の少女
　わたしのなかのtiny victorienne
　イギリスが晴れると……
　これからのアリス
　キャロルの妹たち
　無用の用をもとめて

　両界に生きた少女
　こころの小宇宙
　詩人論以前
　密室の浄福
　一架空作家への手紙
　花と女と
　アリスとの別れ

　囚われの少女さまざま
　大人にはきこえぬ笛
　大いなる絶望より神話の再創造へ
　来世にこそメルヘンを

ＩＩＩ
　ある夜の手紙　―環境問題に関するひとつのつつましい提案
　透明と聡明　―両性具有のことばを求めて

あとがきに代えて