2000年　四六判　ソフトカバー　P451　帯・カバー背少ヤケ　P6・448少鉛筆引き線消し跡

訳：高橋弘泰
解説：小森健太朗
発行：コスモス・ライブラリー

“ロシアの知の魔術。アリストテレス、ベーコンを凌駕する驚異の知の体系。二〇世紀神秘哲学最高の古典の完訳。
グルジェフをして「君がこの本に書いてあることをすべて理解していたら、私は君におじぎをして教えを乞うだろう」と言わしめた本書は、カント哲学のまったく新たな解釈を含み、神秘主義と数学の融合を計った、ウスペンスキーの代表作である。世界の神秘を解き明かす鍵がここにある。第三ミレニアム必携の書！”（帯文）

目次：
『ターシャム・オルガヌム』の神秘とロマンス
英語版への序文（クロード・ブラグドン）
第二版への序文（ウスペンスキー）

第1章　我々は何を知っているのか
第2章　空間感覚の進化と四次元
第3章　三次元と四次元のアナロジー
第4章　時間とは何か、運動とは何か
第5章　時間体としての四次元体
第6章　二次元世界
第7章　次元の問題と数学
第8章　感覚、表象、概念
第9章　動物の心理学
第10章　時間の空間化
第11章　科学と四次元問題
第12章　現象と本質
第13章　実証主義の限界
第14章　石の声
第15章　愛と死
第16章　霊と物質
第17章　生命としての宇宙
第18章　生命と知識
第19章　海を飲みこむ水滴
第20章　無限
第21章　ターシャム・オルガヌム：第三の思考規範
第22章　神秘主義
第23章　宇宙意識と新しい人種
結び
あとがき

ウスペンスキー『ターシャム・オルガヌム』解説（小森健太朗）