昭和55年　四六判　P282　ビニールカバー少汚れ　天時代シミ多

“饗庭孝男　―知と想像力の現在
存在の内と外との、〈自然〉の交感のなかに、制度と想像力の緊張にみちた関係を鋭く捉える思想論集。
悪、死、聖性、夢想のテーマで論じる、親鸞、サド、ニーチェ、プル-スト、 カミュ、バシュラール……。”（帯文）

目次：
I
自然と想像力　―ルソー・サド・「白樺」派
自然と制度I　―親鸞
自然と制度II　―イエスと日本の近代
自然と制度III　―ニーチェと日本の近代

II
恩寵の音楽　―モーツァルト
受苦の聖性　―ボードレール
自然と死の幻想　―ブロンテ『嵐ヶ丘』
聖なる自然　―プルースト
夏の形而上学　―カミュ
余計者の美学　―サルトル

III
ユダヤ的神話　―ベルクソンとヴェイユ
弁証法的無想　―バシュラール

あとがき
初出一覧