1997年3刷 文庫判 P737 カバースレ、少汚れ、背ヤケ、上端イタミ 天地小口少汚れ
1997年3刷 文庫判 P737 カバースレ、少汚れ、背ヤケ、上端イタミ 天地小口少汚れ
“死後の霊魂の行きつく他界を日本人はどのようにイメージしているのだろうか ―死者の魂は、十万億土の幽遠の彼方ではなく、故郷の山の高みから、いつも子孫のなりわいを見守っているという、仏教の死生観とは異なる他界観が展開される『先祖の話』は、敗戦の色濃い昭和二十年春、戦死した多くの若者の魂の行く方を想い、連日の空襲警報のもとで書き続けられたものであり、柳田國男の祖先観の到達点である。祭の原初の形態を神祭りにもとめ、都市の祭礼へと変化していった跡をたどる『日本の祭』のほか、神道に関わる諸論考を収録。”(カバー裏紹介文)
目次:
先祖の話
日本の祭
神道と民俗学
祭礼と世間
神道私見
神社のこと
人を神に祀る風習
忌と物忌の話
魂の行くえ
大嘗祭ニ関スル所感
解説(新谷尚紀)
解題