遊狂の花 馬場あき子 大和書房

1974年初版 四六判 P217 帯およびカバーイタミ大、端破れ 小口ヤケ、シミ汚れ

↓詳細は下記の画像および説明文をご参照ください。↓

販売価格

700円(税込)

購入数

国内文学古典文学(近世以前)

妖怪・幻獣・神話・民間伝承日本・東洋の神話・説話・民間伝承・妖怪






1974年初版 四六判 P217 帯およびカバーイタミ大、端破れ 小口ヤケ、シミ汚れ

“醒めたる狂気のゆくへ 馬場あき子評論集
世の秩序から跳梁し“鬼”とよばれた者ら、憂き世を自ら捨てた“遊狂者”たち―異形・異風として遺棄されたその自在な生の躍動と血の熱さの全き昇華を中世世界の一隅に見透し、日常へ解き放つ……”(帯文)

“〈遊〉とか〈狂〉とかいわれる行為は、もちろん反体制、脱秩序でありながら、闘争的な反措定ではなかったゆえに、その独自な存在はむしろ許されやすかったといえよう。そういう意味では、きわめて腑甲斐ない存在としてしか見えないが、問題を個人にかえして考えるとき、それは群れること、くみすることの不得手な、燃えにくい孤独な内奥の突出を感じさせるものがある。それは行為を持たないのではなく、まして沈黙でもない叛逆は自嘲的であり、むしろ身を賭けた脱出、または醒めきった心に生まれた狂気というにふさわしい。(『中世の遊狂精神にふれて』より)” (帯裏紹介文)


目次:
I章
 命は惜しいものにて候ひけり 戦記物の中の死/盗賊論/山姥の暗黒/鬼の復権/異様〈ことやう〉のもの人に見ゆべきにあらず 説話的現実の中の越境

II章
 醒めたる狂気の極 中世の遊狂精神にふれて/痩と婆娑羅 中世を止揚した美の思想/中世日本人の風景論/身にしむ色とよその夕暮/詩語〈よそ〉の変貌 和歌的状況の中の疎外意識

III章
 反骨の花 正徹の詩論/兼好における超越/芭蕉連句の相生と相剋/秋の〈怨〉と〈殺〉 上田秋成「吉備津の釜」

IV章
 黒緋、または女の情念について/扇/櫛/よそゆきことば/間の表情/青葉の黒川能/住吉詣

あとがき
販売価格

700円(税込)

購入数

この商品について問い合わせる
この商品を友達に教える
買い物を続ける

Members

Cart

» カートの中身を見る

検索


海外文学

小説評論・エッセイ

国内文学

小説評論・エッセイ詩・短歌・俳句文芸誌古典文学(近世以前)

美術/建築/デザイン

評論・美術史・図像学絵画・写真・オブジェほか建築工芸・民芸・商業デザイン演劇・舞踏・映像芸術美術雑誌

人文/社会科学

思想・哲学・社会学宗教・民間信仰言語学・メディア論歴史民俗学・文化人類学・考古学

自然科学

自然科学史学術書・実用書読み物・エッセイ図鑑・事典

文化/風俗/サブカルチャー

文化・風俗芸能・音楽呪術・占術・オカルトサイエンス

暮らし・趣味の本

手芸暮しの手帖スポーツ・武術

児童書

戦前の絵本・児童書戦後〜1960年代の絵本1970年代〜現代の絵本児童書籍児童画集・児童文学論洋書絵本・外国語絵本

幻想/綺想/怪奇/シュルレアリスム/前衛・・・

国内シュルレアリスム海外

博物・本草・錬金術・魔術・記号術
妖怪・幻獣・神話・伝承
江戸の文化・風俗


その他

全集・セット本

文庫・新書・選書

雑誌・ムック本

展覧会図録

facebook

Mail Magazine

Feeds

RSS - ATOM