頬白先生　内田百閒　映画化文藝名作選　コバルト社

昭和21年　B６判　並製本　P198　全体に経年によるヤケ、時代シミ、汚れ、少イタミ　表遊び紙・扉・目次ページ折れ跡

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昭和21年　B６判　並製本　P198　全体に経年によるヤケ、時代シミ、汚れ、少イタミ　表遊び紙・扉・目次ページ折れ跡

旧字旧かな遣い
装幀：高山續

内田百閒文集。
百閒をモデルにした映画『頬白先生』、芝居『百鬼園先生』の発表を受けて、それらの原案となった文章を集めて編まれた一冊。もとは映画公開と同じ昭和14年に『頬白先生と百鬼園先生』の題で新潮社から出版されたが、21年に『頬白先生』と改題したうえでコバルト社「映画化文藝名作選」シリーズの一冊として再刊。

“かつての債鬼、落魄臥床の高利貸を雑木林の陃屋に見舞ふ頬白先生。飄々人を憎まず磊々火宅に胡坐し、唇頭発すれば即ち鋭犀なる諷刺と独白。先生に知己もあり、曰く小禽、曰く筝曲……鬼才の名随筆凝って一本を成す。”（宣伝文）

目次：
序

【頰白先生】
雜木林／志道山人夜話／生田流箏曲／高利貸に就いて／棗の木／蜻蛉眠る

【百鬼園先生】
予科時代／明暗交友録／百鬼園新裝／炉前散語／俸給／債鬼／百鬼園先生言行録抄録／百鬼園先生言行録拾遺

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