2013年　四六判　P385　帯付　表紙僅反り

“ディケンズ、サッカリー、ハーディなど
19世紀イギリスの主要な小説家による歴史小説の流れを概観し、ウォルター・スコット以後の歴史小説の発展のあとをたどる。”（帯文）

目次：
序文
第一章　序論
第二章　ゴシック・リバイバル　―ウィリアム・ハリソン・エインズワースの『ロンドン塔』
第三章　新しい真面目さ　―エドワード・ブルワ＝リットンの『ハロルド』
第四章　嵐の通り道　―チャールズ・ディケンズの歴史小説
第五章　クレイオの英雄とサッカリーの英雄　―『ヘンリー・エズモンド』と『ヴァージニア人』
第六章　伝統からの主題　―『ハイペイシア』、『ファビオラ』、『カリスタ』
第七章　イングランド最後の英雄　―チャールズ・キングズリーの『勇士ヘリウォード』
第八章　「ロモラの目覚め」　―ジョージ・エリオットの歴史小説
第九章　変貌を遂げて　―ギャスケル夫人の『シルヴィアの恋人たち』
第十章　闇夜への進軍　―トマス・ハーディの『ラッパ隊長』

訳者あとがき
原注
索引