善悪の彼岸 道徳の系譜 ニーチェ全集11 訳:信太正三 ちくま学芸文庫

1993年 文庫判 P632+26 カバー少ヤケ、少汚れ、端少イタミ

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1993年 文庫判 P632+26 カバー少ヤケ、少汚れ、端少イタミ

“大きな期待をもって世におくりだした『ツァラトゥストラ』の不評に心を痛めるニーチェ。『善悪の彼岸』は誤解と歪曲から自己の思想を救う意図をこめて、その一種の註釈書として著された。本書では、19世紀ヨーロッパの道徳と宗教の価値が厳しく問われ、いわゆる〈客観性〉〈歴史的感覚〉〈科学性〉〈同情〉という近代的信仰の対象物が鋭い批判のメスで解剖されている。ニーチェの哲学の円熟期を代表する重要な著作の一つである『善悪の彼岸』、その終楽章ともいうべき『道徳の系譜』の二作品を収録する。”(カバー裏紹介文)

目次:
凡例

【善悪の彼岸】
序言
第一章 哲学者の先入見について
第二章 自由なる精神
第三章 宗教的なるもの
第四章 箴言と間奏曲
第五章 道徳の博物学について
第六章 われわれ学者たち
第七章 われわれの徳
第八章 民族と祖国
第九章 高貴とはなにか
高峰より ―後歌―

【道徳の系譜】
序言
第一論文 「善《グート》と悪《ベーゼ》」、「よい《グード》(優良)とわるい《シュレヒト》(劣悪)」
第二論文 〈負い目〉、〈良心の疚しさ〉、およびその類いのことども
第三論文 禁欲主義的理想は何を意味するか?

訳註
解説
編者追記
索引
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