鬼の話 上下巻2冊揃 編:文彦生 訳:鈴木寛青土社

1997年 四六判 P515、542 各巻帯折れ跡、少イタミ カバー端僅イタミ、内側少時代シミ

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妖怪・幻獣・神話・民間伝承日本・東洋の神話・説話・民間伝承・妖怪



1997年 四六判 P515、542 各巻帯折れ跡、少イタミ カバー端僅イタミ、内側少時代シミ

公募によって採取した、中国各地の鬼に関する話三百篇余りを収録。

【上巻】
“伝説・奇譚・フォークロア
「鬼」は中国の民間信仰が生み出した冥界の形象であり、人の霊魂をさす。死後、魂は陰陽のあいだをさまよい、この世の人間に禍福を与える。閻魔大王のルーツ閻王から、色鬼、餓鬼、酒鬼、女鬼まで―、太古からの人類の意識の原型が霊として露呈する。広大な中国全土の鬼話を網羅し、民俗文化の源泉を探る〈壮大な鬼話大全〉。”(帯文)

目次:
まえがき
1 閻王
 {閻王爺の由来/冥界の裁判/禍福を判定/公正な裁判/悪習直らぬ誣告/寿命を延ばす/閻羅王と土地爺/彭祖、三たび閻羅王を怒らせる/土地爺、河神、閻王/馬屁鬼/閻羅殿の引っ越し/先を争って鬼域を築く/閻王も行きたい/第一殿の閻君の「裏取引」/鬼門関/楊小宝、寿命を捨てて富貴を求める/医者を探す/隠身人/閻羅王、小鬼にだまされる/劉機、閻王位を奪い取る/貧乏書生、三たび閻羅王をたぶらかす/鬼王/鬼の兄貴/牛頭と馬面}
2 無常鬼
 {ヘツ《やまいだれに自+侖》三/無常鬼の帽子}
3 鍾馗
 {鍾馗の伝説/酔鬼と色鬼、地獄に戻る/鍾馗、妹を嫁がす/醜鬼、鍾馗をたぶらかす/五人の鬼、鍾馗をからかう/鍾馗、唐王を守る/唐の太宗、地府を魂遊す}
4 冤魂鬼
 {玉紅/井戸水は河水を犯さず/当然の報い/死鬼、恨みを晴らす/鬼の仇討ち/屍死鬼、命を奪う/冤魂の訴え/冤鬼、怨みを晴らす/鬼の訴状}
5 小児鬼
 {鬼の子/息子の鬼/赤い火の玉/小頑童}
6水鬼
 {酒鬼と水鬼/智和尚、巧みに落冰鬼を退治する/李二、水鬼をだます/赤膊神/淹死鬼、炒り蚕豆を食らう/水鬼の帽子/陸阿唐と紅毛僵死}
7 僵屍鬼
 {絆脚縄/活屍退治/僵屍鬼と黒無常/身元がばれるのを恐れる鬼/美女の僵屍}
8 吊死鬼
 {知恵で吊死鬼を追い返す/鬼の肉/肉屋と鬼/質入れされた吊死鬼/知恵で吊死鬼を制す}
9 産婦鬼
 {墓で子を産む/鬼門と状元頭/赤ん坊に乳を飲ませる女鬼/産候鬼/張石匠、知恵で産候鬼と闘う/王朋/鬼が産婆を呼ぶ/真夜中に医者を呼ぶ/伍童彪昇官記/姆}
10 俠鬼
 {野鬼王/米に換えて貧民を救う/俠鬼/善鬼、人を救う}
11 善鬼
 {友情/人と鬼の兄弟/二人の老人/孝鬼/投胎/夜叉の恩返し/菩薩坡}
12 煙鬼
 {無二爺と麻老三/煙鬼/自分でやっていく/煙鬼を銃撃}
13 賭鬼
 {行商人/鬼の肝/王大虎、博奕を断つ/李二鬼/小光臀孩/張虎}
14 色鬼
 {黒二/淫鬼、災いにあう/色鬼}
15 餓鬼
 {新来の鬼/朱大嘴/餓鬼/餓死鬼/正直者を怖がる鬼}
16 討債鬼
 {討債鬼と還債鬼/借金を返す/楊其良/討債鬼}
17 酒鬼
 {鬼友/酒鬼/鬼令}
18 女鬼
 {息子は十八、母親は十五/桃花鬼、仇を討つ/二人の鬼女、二つの心/鬼女、若い作男の恩に報いる/鬼との友だち付き合い/庵堂の女鬼/李良、女鬼を救う/腫物の阿三/鬼になっても悪党を懲らしめることを忘れない/奇怪、県官を吹っ飛ばす/杜秀、仇を討つ/女鬼、夫を助く/息子の揺籃/還魂/蓮の花の瘤/鬼牡丹の五娘/屈死鬼、生まれ変わる/勾魂鬼/鬼の乳を飲む}

【下巻】
“中国の民間伝承の宝庫
鬼話は死後の世界だけでなく、現世の身近な民俗・風習のなかに生きている。鬼は、自然と人類のあいだの神秘を仲介し、正義が邪鬼に打ち勝つという庶民の期待に夢を与える。太古よりの豊かな創造力を伝承し、いまなお人口に膾炙して、語りつがれる雄大な〈民衆の叙事詩〉。待望の完訳。”(帯文)

目次:
19 鬼縁
 {張り子の人形/太守の娘/王良、妻をめとる/鬼の結婚/書生と鬼妹/琴線/風流鬼、義により鴛鴦を守る/陰間の結婚/鬼情/鬼、人をたぶらかす/張少霄/陳生/義鬼の鳳コウ《女+交》}
20 兄弟と鬼
 {木の碗/楡樹と楡叢/老大と老二、鬼に出会う/長い鼻}
21 有名人と鬼
 {倉頡、字を造る/鬼退治/鬼谷子先生/東タ《手へん+止》西エイ《手へん+曵》/「回避」/蓋甦文、魂を求む/程咬金鎮魂記/趙匡胤を助ける鬼/陽間に戻る/飛び去った殺鶏/伸冤廟/包公、鬼を取り調べる/包公、陰司で裁く/智慧で悪鬼魂に勝つ/天命の包公/范仲淹の鬼退治/亀智深、鬼を背負う/武松の鬼退治/《合の下に廾》州人という別号の由来/仇十州、鬼を描く/乾隆帝、巧みに披毛殺を遇す/陸稼書、判官を裁く}
22 対聯と鬼
 {下の句を付ける/秀才、鬼の句に下の句を付ける/武西蓮月/村長の息子/寺のなかの絶妙な対聯/張秀才/鬼師}
23 風物と鬼
 {大壮塘の由来/頭のない魁星/臥牛城にはなぜ東門がないのか/張忠と槐花/護子林月亮池の大亀/五聖堂はなぜ高さが三尺しかないのか/紅石橋/北瓜/田鶏/林中の老鬼/金翠瓜/鬼谷廟/木偶劇団の由来/墨池/二人の城隍/薄荷/勾魂山/鬼洗臉溝/聖母台}
24 風習と鬼
 {紙銭を燃やす/関羽の鬼退治/秤で計る/赤い番傘/真夜中に楽器を鳴らしてはならない/鎮邪鏡/蚊帳の血染めの針/鬼の怖がるもの/老人が若い妻をめとる/守霊/くしゃみで鬼退治/服を焼いて病を治す/墨壺/催生娘娘/戸口に八卦を貼る/傘をさして鬼を避ける/方形の石で搗地鬼を鎮圧する/門神と窓花で鬼を避ける/大晦日に爆竹を鳴らす由来/産屋の入口に赤紙、鏡、鋏を掲げる伝説/城隍土地神/影壁牆/結婚の風習の由来/門になぜ桃の木の枝を挿すのか/煉瓦造りの墓と紙銭/湯を飲んで病気を取り除く/縄の鞭で鬼を打つ/鬼市/神鷹/包拯の隈取りの三日月はなぜきちんと描いてはいけないのか/敷居の由来/対聯の由来/女性はなぜ夜中に髪の毛を梳かないのか/主のいない新しい寝台には泊まってはいけない/陰債を借りる/陰寿を借りる/回殺/鬼は桃の木の枝を恐れる/埋葬の風習の由来/八字先生の由来/幸運は鬼がかつぎ、不運は鬼が足を引っ張る/明灯は人ではなく、明月は一人では歩かない/ずぼんを枕にすると、鬼が首を絞める}
25 対をなす鬼
 {新鬼と老鬼/高鬼と矮鬼/打更鬼と催火鬼}
26 鬼と闘う
 {役者が、鬼に陽気を吹きかける/鬼を焼く/王勇、鬼と闘う/小大胆、三人の鬼妖と闘う/秀才が墓に杭を打ち込む/小黒/鬼離等/老戯迷の鬼退治/鬼を退治する/楊端公/人と鬼との闘い/だれがだれを救ったのか/也先の鬼退治/鬼同士の闘い/沙沙鬼/奇遇/牛大胆/「ちょっと待ってくれ」/鬼は「悪人」が怖い/命を奪う小鬼/小二、父親を探して魔鬼と闘う/腕くらべ/四人の悪鬼を巧みに退治した王三/素寒の張二}
27 鬼を背負う
 {蘇二爺、貪花鬼を背負う/鬼を背負う/鬼、棺に化す}
28 にせの鬼
 {斉元、鬼を斬る/王二喜/酒酔鬼と吊死鬼/淹死鬼と吊死鬼/大胆先生、鬼を怖がる/博奕を打つ/無量胆、鬼に扮して舅舅を退治する/邵成、鬼を捕まえる}
29 そのほか
 {王二小、陰間をぶらつく/張秀才の投胎/張老漢、死後に生き返る/借金を取り立てる驢馬/鬼に影がない由来/顔に鶏の毛が生える話/童養《女+息》、悪鬼をやっつける/呉《にんべん+長》鬼/鬼との腕くらべ/田令光/《山+勞》山の道士、悪鬼を取り除く/劉成、鬼市に行く/行き違い/墓活鬼/頭を換える/鬼臉を鎮める鏡/午夜鬼/陰才/歌を唄う髑髏/生死簿の寿命を延ばす/巧みに菜刀鬼をあしらう/鬼が大足病を治す/神磨/鬼の妬み/祥宝}

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