昭和3年初版 ページ部分14.9×22.0 P269 全体に経年によるヤケ、イタミ、時代シミ 裏見返し古書店ラベル貼付 背革・マーブル装
昭和3年初版 ページ部分14.9×22.0 P269 全体に経年によるヤケ、イタミ、時代シミ 裏見返し古書店ラベル貼付 背革・マーブル装
旧字旧かな遣い
目次:
序詩
明の鐘暮の鐘(一八九八年)
お気の毒な校長さん/私が死んだなら/家は薔薇の花で/私は驢馬を好きだ/白雲が/昔、私は愛してゐた/日曜日には/食堂/若しもお前が/古びた村/鶴のむれが/その頃/緑の水の岸/少女/人は云ふ/平和は森に/水が流れる/哀憐が私を殺す/雲が一線に/百姓が/樹脂が流れる(その一)/樹脂が流れる(その二)/お前は退屈/箕から立つ埃/正午の村/お前は書いてよこした/私はお前が貧乏なことを知ってゐる/また秋の時節が来た/雪のふる頃/貧しい靴屋が一人ある/私は古びたシャ《木+射》亭で/聞け
桜草の喪(一九〇一年)
哀歌 第一/哀歌 第二の二/哀歌 第七/哀歌 第九/哀歌 第十四/哀歌 第十七/去年のものが/私に彼等が云うた/ブリユウジ/他人が幸福である為めの祈り/星を得る為めの祈り/星の死なぬ為めの祈り/苦痛を愛する為めの祈り/驢馬と連れ立つて
庭のおもひ(一九〇〇年)
利口な驢馬/結論
雲の切れ目(一九〇六年)
夜の沈黙の中で/ある詩人が云つた/雨の一滴が/人の云ふことを信ずるな/私を慰めてくれるな/女の子が暦本を読んでゐる/爐ばたに足を投げ出して/秋になると私たちは見るのです
四行詩(一九二三年)
宇宙/そしりをゆるす/流動性/二つの歎き/児等に與ふる父の言葉/ある詩人の妻に與ふ/うまい返答/行程/踏切/牧歌
拾遺
雨後(その一)/雨後(その二)/雨後(その三)
フランシス・ジャム小伝