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魔女グレートリ マリアンヌ・マイドルフ 挿絵:ペーター・クリッチ 訳:種村季弘、田部淑子 牧神社

3,800円(税込)

1976年 A5判 P304 帯背および端ヤケ、角少破れ 函スレ、汚れ、下端少濡れシミ、裏側に薄く筆圧痕 本体背僅イタミ 天少汚れ

商品の説明





1976年 A5判 P304 帯背および端ヤケ、角少破れ 函スレ、汚れ、下端少濡れシミ、裏側に薄い筆圧痕多 本体背僅イタミ 天少汚れ

“アルプスの悲しい少女
リヒテンシュタインをご存知ですか? 白いアルプスと緑の谷の小さな小さな美しい国。もう三百年も昔、この美しい国に悲しく恐ろしい事件が起きました。貧しい少女グレートリが魔女にされてゆくのでした……”(帯文)

“……当時のあの無気味な病は、トリーゼンベルクのあった小さな侯国リーヒテンシュタインにも荒れ狂っていました。どれだけたくさんの犠牲者が生み出され、どれだけの「禍が国じゅうの家族の上にふりかかり、どれだけ無実の血が流されたことか。密告したり、公然と訴え出たりして、無情にももっとも親しい友人や近所のひとびとを、魔女つきの罪をきせて裁判に引きわたす者もめずらし くはなかったのです。……”(本文より)

かつて魔女裁判によって母親を処刑されてしまった少女グレートリはつつましく暮らしながら成長し、やがて青年アロイスと想い合う仲になるが、そのことで裕福な家の娘スティーナの嫉妬を買う。
そしてスティーナの企みによって人々の間に噂を立てられたグレートリ自身もまた、魔女の疑いをかけられる。

リヒテンシュタインの史実と結びついた魔女伝説を、マリアンヌ・マイドルフがメルヒェンとして仕立てた物語。
19世紀に発表された作品に、現代の幻想画家ペーター・クリッチが35枚の挿絵(モノクロ)を寄せる。

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販売価格 3,800円(税込)