昭和30年改訂1版 B5判 P68 全体に経年によるヤケ、少汚れ カバー端少破れ補修 表紙僅反り
昭和30年改訂1版 B5判 P68 全体に経年によるヤケ、少汚れ カバー端少破れ補修 表紙僅反り
※判型・厚み・デザインなどは絵本に近い外見ですが、内容は比較的大人向けの書籍です。
絵文字・表意文字から表音文字そして古代西洋世界のアルファベットにいたる流れや、近代の活字とその書体の変遷などについて、多数の図版・イラストとともに解説する。
著者は美術・デザイン評論家で、1964年東京オリンピックではデザイン部門を統括した勝見勝。
イラストは日本のプロダクトデザインにおいて先駆的役割を果たしたことでも知られる秋岡芳夫の、キャリア初期の仕事。
“今日、アルファベット(ABCのこと)は、英語系の国国は勿論、日本の隅々、いな世界中に普及し、活用されている。これが文明社会の実相である。では、この世界の文字「ABC」の由来に就いて、われわれはどれだけの知識と関心を持ったであろうか?
僅か26個の小さな文字ABCの中には、実に数千年に亙る西洋文化史の年輪が秘められ、この歴史を解くことは世界文化史のエッセンスを識ることとも断言できる。…”(カバー袖「本書の特色」より)
目次:
はじめに・アルファベットのいわれ
【第1部】
ことばと物語
しるしと記憶
絵文字から表意文字へ
表音文字
エジプトのにせのアルファベット
フェニキアのアルファベット
ギリシアのアルファベット
ローマのアルファベット
ヨーロッパのアルファベット
【第2部】
ABCの図鑑
【第3部】
活字の発明
ゴシック体
オールド・ローマン体
モダン・ローマン体
イタリック
スクリプト
ファンシー
スクェア・セリフ
サン・セリフ
【第4部】
数字の歴史
ローマ数字
アラビア数字
アルファベットのいたずら
【附録】
I 西洋文化史年表
II アルファベットの進化表