1979年 A5判 P446 函ヤケ、汚れ、端イタミ 本体表紙および小口・両見返し時代シミ 遊び紙少剥がし跡 扉ページ端時代シミ多
1979年 A5判 P446 函ヤケ、汚れ、端イタミ 本体表紙および小口・両見返し時代シミ 遊び紙少剥がし跡 扉ページ端時代シミ多
ギリシャ神話を中心に古典文学や詩などに思索をめぐらしつつ、著者の飼っているインコの近況なども交えて綴った「牧神の周邊」、戯曲風の体裁で書かれた「無何有牧歌迷論《むかうなるぼっかめろん》」ほか、鷲巣繁男の評論、随筆、あるいは新聞・雑誌などに寄稿した短文などを収めた文集。
目次:
【牧神の周邊】
牧神の午後
ポセイドーン
ドゥムジ
パーン
ダプニス
死と迷宮
【無何有牧歌迷論】
【ギリシア古代詩へのはしがき】
【圓阿彌雑記】
鏡と死/誤訳の案内人/言葉の狙矢・唇の供物/ゴッドファーザー/生命の果實/日用の糧/顔/死と宗教/新プラトニズムとキリスト教/津田季穂氏の世界/幻化に沿って/俗なる聖唱と鎮魂/巫師の呪言/我れ祈りを主の前に注がん/富澤赤黄男師への誄
【八幡小記】
無名性の息づき/「中世以来」への飽くなき検証/春雷のあと
あとがき