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文庫クセジュ689 言語の地理学 ロラン・ブルトン 訳:田辺裕、中俣均 白水社

600円(税込)

2003年5刷 新書判 P141+索引P2

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商品の説明


2003年5刷 新書判 P141+索引P2

“さまざまな言語の空間的分布はどのように形成され、変動していったのか―具体的な地域に即して考察する地域地理学の立場から、言語を支える人間的・社会的基盤についての見取り図を提示する文化誌。消滅しかけている言語を貴重な財産として守り継ぎ、その独自性を尊重するよう訴える。”(カバー裏紹介文)

目次:
序文
【第I部 言語の地理学の一般的諸問題】
第1章 言語地理学と言語の地理学
 I 言語学者の業績としての言語地理学 {1 内的言語学―言語の事実の研究/2 言語事象の地理学、または《言語地理学》/3 方言学および言語学の範囲/4 言語、方言、俚語、クレオル語、ピジン語}
 II 人文地理学の一分野としての《言語の地理学》へ向けて {1 人文地理学における言語学の現実/2 文化現象への地理学的アプローチ/3 言語の地理学、共通母語集団の地理学、文化の地理学}

第2章 言語―民族の性格
 I 個人の言語と集団の言語 {1 母語/2 二言語併用/3 二言語兼用}
 II 他の民族的特徴に対しての言語 {1 言語と人種/2 言語と部族/3 言語と民族籍/4 言語と市民権/5 言語と信仰社会集団}
 III エスニー、すなわち民族言語集団 {1 言語集団の一般的特徴/2 言語集団の定義:エスニー、すなわち共通母語集団/3 エスニーの地域区分:母民族語話者と非母民族語話者/4 エスニーの下位区分:サブエスニー/5 エスニーの統合体:インターエスニーズ}

第3章 言語の力学
 I 発達と拡散の諸段階
 II 言語の生と死 {1 言語の分化:分岐と収束/2 言語の消滅/3 改新された言語と新しい言語}
 III 言語の領域的定着 {1 言語の人的基盤/2 空間的および時間的な拡大/3 言語政策の発生と言語抹殺/4 複数言語主義政策}

第4章 言語の地理学の手段と方法
 I 必須の定量化 {1 言語の国勢調査/2 現地調査とマスメディアの統計/3 公的な言語使用とその法的地位}
 II 感覚表現 {1 地図/2 図表/3 他の視覚的な方法}

【第II部 諸言語の分布の現状】
第5章 世界の語族と文字法
 I 現代世界の諸語族
 II 文字法の分布

第6章 諸大陸および諸国家における言語の分布
 I ヨーロッパとソビエト連邦 {1 西欧のロマンス語諸国/2 ゲルマン諸語国/3 スラヴおよびバルカンの世界}
 II アラブおよびセムの世界
 III アジアおよびオセアニア {1 トルコ・イラン/2 インド亜大陸/3 東アジア/4 東南アジア/5 オセアニア}
 IV アメリカ {1 北アメリカ/2 ラテンアメリカとカリブ海諸島}
 V 黒人アフリカとインド洋諸島

第7章 世界の状況
 I 民族言語集団の不均等性
 II 諸国際言語

結論
訳者あとがき
用語索引

その他の詳細情報

販売価格 600円(税込)