1994年 20.1×27.8 P116 表紙少汚れ
1994年 20.1×27.8 P116 表紙少汚れ
“円形マンダラや神聖なる図表は、東洋文明の産物にしろ西洋文化の産物にしろ、美術史を通じてよく知られ普及した画像である。インド、チベット、中世ヨーロッパは皆、それらをふんだんに生み出してきた。このような図表はしばしば円の4分円への分割にもとづいおり、含まれているすべての部分と要素とは統一したデザインで相互に関係づけられている。それらはたいてい宇宙論的である。つまりそれらは宇宙の本質的構造であるとみなされているもの、たとえば、空間の四方、四元素、四季、またときには12の獣帯、さまざまな神々、そして多くの場合人間自身を象徴して表わしているのである。だが図表のこの形態できわめて一貫し際立っていることは、それがコスモスの概念、つまり組織化され統一された全体とみなされるリアリティの概念を表現するということである。”(表紙紹介文)
目次:
序
I 幾何学の実践
II 神聖幾何学:普遍的秩序のメタファー
III 初動:〈1〉の分割
ワークブック1 対角線で分割された正方形:√2
ワークブック2:√3と魚の浮袋
ワークブック3:√5
IV 交替
ワークブック4:交替
V 比例と黄金分割
ワークブック5:黄金比
VI グノーモンの展開と螺旋の創造
ワークブック6:グノーモン的螺旋
VII 円の方形化
ワークブック7:円の方形化
VIII 中項化:幾何学が音楽になる
ワークブック8: 幾何学と音楽
IX 人間
X 宇宙的立体の形成
ワークブック9:プラトン立体
訳者解題―幾何学から神秘学へ
引照・参考文献一覧
図版資料所蔵先・出典一覧