昭和50年8月号 A5判 P204 表紙および小口ヤケ、汚れ 両見返し時代シミ多
昭和50年8月号 A5判 P204 表紙および小口ヤケ、汚れ 両見返し時代シミ多
全204ページのうち特集160ページ。
目次:
【特集 歌謡―神々の声の軌跡】
鴫こそ二つ―歌と謡―(塚本邦雄)
歌謡、その発生の問題(臼田甚五郎)
歌謡の生理―主に『閑吟集』について(大岡信)
歌謡の時間性と無時間性―古典歌謡と近代詩人のかかわり(岡井隆)
古代歌謡の屈折と展開(松永伍一)
対談 歌謡・迷宮世界の可能性(寺山修司、松田修)
詩女神の前で―詩と歌謡へのはしがき(鷲巣繁男)
歌謡の構造
政治としての歌謡(津村喬)
歌謡の思想(馬場あき子)
歌謡の形態(志田延義)
歌謡の予見性―六〇年代体験的、歌との出会(福島泰樹)
歌謡の作と享受と(秦恒平)
歌謡史のなかの古典
梁塵秘抄―今様の作者と時代(新間進一)
閑吟集―雅俗の歌謡(浅野建二)
初期かぶき踊歌―芸能歌謡の周辺(北川忠彦)
松の葉―遊里唄の成立(須藤豊彦)
鄙廻一曲―地方歌謡採集の意味(益田勝実)
歌謡と現代
流民芸の観客たち―Kさんの死(鎌田忠良)
わらべ唄の世界(加古里子)
フォーク・ソングのメッセージ―新しい日本の〈民謡〉(岳真也)
演歌・艶歌・怨歌(平岡正明)
歌謡の核(編:臼田甚五郎)
{死/性/女・母/恨み/山/海・川・湖/船/雨・雪・霧}
ひさかたの雨の降る日を 万葉集評釈166(久松潜一)
本のさんぽ39
{漱石と敏の序文―森田草平・生田長江らの『草雲雀』(紅野敏郎)/民俗文学へのいざなひ5 烏の化物譚(臼田甚五郎)}
学界時評・中世(三木紀人)/学会時評・近代(越智治雄)
文学界展望73(小久保実)
国語教育界展望85(大矢武師)
回想・この一冊63 五十嵐力著『軍記物語の研究』(佐々木八郎)