2007年8刷 文庫判 P317 ページ端僅ヤケ
2007年8刷 文庫判 P317 ページ端僅ヤケ
鏡の前の女の意識の流れ、性をめぐる自由奔放な空想と溢れるイメージの連鎖を結晶化させた実験小説「水晶幻想」。亡き恋人を慕い〈輪廻転生〉を想う女の独白「抒情歌」。生きものの死を冷厳に見据える“虚無”の視線「禽獣」。「青い海黒い海」「春景色」「死者の書」「それを見た人達」「散りぬるを」等、前衛的手法のみられる初期短篇八篇。“死への強い憧憬”を底流とした著者の文学の原点。”(カバー裏紹介文)
目次:
青い海黒い海/春景色/死者の書/水晶幻想/抒情歌/それを見た人達/禽獣/散りぬるを
解説(高橋英夫)
作家案内(羽鳥徹哉)
著書目録(川端香男里)