1982年初版 四六判 P205、206 紅編の地に赤マジック点
1982年初版 四六判 P205、206 紅編の地に赤マジック点
目次:
【紅編】
開館(まえがき)
青い目の落語家ブラック―外人タレント第一号。鋭い批判と秀れた知識
百歳正蔵の高座ぶり―老いてますます……超老芸人の高座姿
「文我日記」始末記―古書店で見つけた手書きの日記。実は……
万才の教科書を残した男―老芸人が“死直前”に残した十四本のカセットテープ
三題ばなし事始め―近世の名人“可楽”の三題咄を、近代の名人“円朝”が演ずる
“幻”の可楽がいた!?―幕末版「落語家名鑑」を遺した“可楽”とは
関東大震災の中の芸能史―その日、寄席芸人たちの人生も大きく変わった
天皇大いに聞き給う―御前口演の虚と実。講釈師見てきたような……と言うが
【白編】
彩高座明治錦絵《にしきえがかたるめいじのよせげい》―くも男、大女に歯力男。明治の演芸を絵からながめると……
芸談の中の名人たち―「円朝は頭の悪い人でした」「房事が一番いけないね」ホントかね?
里う馬毒演会―「泥棒だってしってらあッ」偏屈芸人のチャンピオン
幻の席亭会議―「今のままでは寄席は衰微します」……戦後動乱期の座談会
現の席亭会議―「芸協はどうした」「あの真打は困ります」……33年後の座談会
閉館(あとがき)―“紅篇”“白篇”をながめてみれば