1992年初版 四六判 P260 小口時代シミ 地にB印 遊び紙少剥がし跡
1992年初版 四六判 P260 小口時代シミ 地にB印 遊び紙少剥がし跡
“縛られし巨人・南方熊楠の精神の軌跡!
限定を拒む南方熊楠の全体像は、年を追うごとに新たな風貌を示す。極微の粘菌に大宇宙の不思議を発見した不思議探究家の生涯を明らかにするために新資料を駆使し、〈巨人〉の精神運動の全体像に迫る書き下ろし450枚。”(帯文)
目次:
1 異星の使者・粘菌の因縁作用―粘菌研究
2 一木一草の因果―神社合祀反対運動
3 花千日の紅なく人百日の幸いなし―家庭生活
4 森羅万象すなわち曼荼羅なり―宗教観
5 心に不思議あり―心霊現象への関心
6 浄愛と不浄愛―男色ではなく男道
7 文化科学の迷路の中で―熊楠と柳田国男
8 猥褻は忌むべきか―熊楠と宮武外骨
9 無冠の裸の大将―熊楠と稲垣足穂
注・引用文献
あとがき