1977年 A5判 P213 表紙ヤケ、クスミ、角折れ跡 小口ヤケ、時代シミ
1977年 A5判 P213 表紙ヤケ、クスミ、角折れ跡 小口ヤケ、時代シミ
目次:
【連載エッセイ】
遠くと近く6 畳(赤瀬川原平)
アメリカ博物考・最終回 エメラルド・シティへの道(小野耕世)
【眼の散策】内視の奥 『鏡と甘藍』評(太田省吾)
【作品】
鎮西をはしらに 小詩集(荒川洋治)
子の喩法 他一篇(大野新)
共鳴 もうひとりの水死人(北川透)
【現代詩手帖賞受賞第一作】
海におちるとき 風景がわれて 他一篇(沢孝子)
旅行者 他一篇(田辺美砂)
【連載詩】〈亜米利加逍遙蛮語詩篇2〉 落ち着かぬ望郷歌(岡田隆彦)
「ソ聯日記」詩稿(高見順)
メタファと視点(武田文章)
【特集:ル・クレジオ 〈言語〉を包囲する反文明】
本邦初訳
瞳孔拡大(ル・クレジオ 訳:望月芳郎)
ロートレアモン(ル・クレジオ 訳:立仙順朗)
下へ、死の方へ(ル・クレジオ 訳:豊崎光一)
書くことの初発
文学における呪術性の回復(栗田勇)
「同時性」の彼岸(天沢退二郎)
小説、ニース、ル・クレジオ(井上輝夫)
非人称小説への誘い(三枝和子)
反文明
ル・クレジオの『悪魔祓い』(飯島耕一)
存在の風景(高山鉄男)
言語とイメージ
沈黙と新しい言語空間(望月芳郎)
ル・クレジオの迷路(岩崎力)
蠅殺しの本(平出隆)
映像演劇
ハプニングとメキシコ(利光哲夫)
映像志向の限界に挑むエクリチュール(渡辺淳)
対談
無目的な言葉⇔無目的な事物 ル・クレジオにおける世界の意味(豊崎光一、寺山修司)
資料
ル・クレジオへのいくつかの簡単な質問(望月芳郎)
ル・クレジオ年譜・書誌(編:望月芳郎)
【時評】
「美しい速度で落ちてゆく」 詩書月評VI(杉本春生)
みえない争い 詩誌月評VI(岡庭昇)
【魔の一語】水(北村太郎)
【連載】
詩的関係についての覚え書5 騙る主体(その三)(入沢康夫)
太宰治論5 「魚服記」について(清水昶)
古日本文学発生論7 詩と呪未分論(上)(藤井貞和)
アルチュール・ランボオ(18)(粟津則雄)
【詩人わが街】消えた生活の味わい(各務章)
【書評】
『鹿踊りのはじまり』からはじまる 《宮澤賢治》論(林光)
バラの花のそばで 花を食べる(会田綱雄)
抒情の根拠を問いつめる書 唄が火につつまれる(渡辺武信)
塔の中のかくし扉 塔と蒼空(長谷川龍生)
【新人作品】 6月の作品(樋口俊実、山本光夫、谷元益男、野仲美弥子、桜庭聡、峰晃一)
【選評】
過剰な形容語句の中で(吉野弘)
すいな詩(川崎洋)
肉感へ戻す(荒川洋治)