昭和49年 四六判 P255 カバースレ、クスミ 小口ヤケ
昭和49年 四六判 P255 カバースレ、クスミ 小口ヤケ
“一世を風靡した名テナー藤原義江の半生と、ゆたかな人生経験から生まれた数々のエピソードをつづったエッセー集。彼の情熱的で日本人ばなれした破天荒な生きざまが、痛快に興味深く書かれています。”(宣伝文)
目次:
藤原義江を讃える(古垣鉄郎)
人生の旅路(團伊玖磨)
忘れえぬ人、忘れえぬこと
{亡き母、遠い母の話/父の面影/如来さま、金光さま、天理教、キリスト教/学校遍歴と瓜生家/伊庭孝氏と浅草時代/ミラノへの旅立ち/オスボーン家の女性たち/パリの二人の友人―松山芳野里と照井詠三/ペギーとストラディバリウス/ロンドン社交界とレディ・スエースリング/吉田茂さんの思い出/最初の帰朝と帝国ホテル/今は亡きあき子の思い出/ミラノのフランチェスカ/可愛いイギリス娘ジャン/藤原歌劇団創立まで/クズネツォヴァとシャリアピン/大倉男爵とゴルフのハーフカップ/歌姫関屋敏子の死/純真な魂の人 三浦環/天才ピアニスト 近藤柏次郎/“藤原ぶし”命名者ホリケイさん/藤原歌劇団アメリカ公演/国立オペラ劇場への夢/思い出すままに}
口笛を吹きながら
{わがミステーク/サクラの話/『カルメン』の珍事/テノールバカ/百万ドルの悪声/『討匪行』/音楽会のマナー/歌手とお酒/食べ物あれこれ/ビーチメルパの由来/運転手つきジープ/ポール・ロブスン/木琴の名手/玄人はだし/サトウハチローさん/正直なウソ/ブエノスアイレスで/ヨソの女房/アフリカの女/クリスチャンの野球見物/罪な名前/さかさおぼえ/手紙書き/大和魂/日本版オペラへの夢}
あとがき
藤原義江年譜