2002年 四六判 P388+索引P10 カバー上端僅イタミ
2002年 四六判 P388+索引P10 カバー上端僅イタミ
目次:
1章 「神の河」―序
{キリスト教の系譜と救世の歴史/「神の河」/断続平衡説というモデル/新しいモデルの価値/「神の河」を俯瞰すると}
2章 多数の神々からひとりの神へ
{古代オリエント地方の宗教/一神教のタイプ/ギリシア科学とモナド}
3章 ひとりの神から三位一体へ
{前キリスト教時代の神の三幅対/イエスと聖霊に直面した一神教/三位一体と包括的一神教/三位一体と排他的一神教/三位一体と流出論/三八一年のコンスタンティノポリス公会議/三位一体への道のり}
4章 悪魔、悪霊、そしてこの世の終わり
{一元論的世界/原初の神々と創造神の戦闘神話/バビロン捕囚とペルシアの二元論/悪魔の登場/悪霊たちの履歴/この世の終わり}
5章 肉体と魂の分離―粘土壺の中の宝
{来世のない死に共通の運命/死者の裁きと来世―エジプト/死者の審判―ゾロアスター教/ギリシアにおける肉体と魂/復活/イスラエルにおける肉体と魂/万人に共通の運命/異邦人のガリラヤ/イエスの教えの中の肉体と魂/天の富/新しい家族/価値の転倒}
6章 救済者たちと世界の救済者
{世界の救済者の登場以前/古い文化における神の救済者たち/族長エノクと天使たちの堕落/人間の救済者としての支配者/善なる世界の終焉/ユダヤの救世主と解放者たち/救済者の必要性/世界の救済者としてのイエス}
7章 世界をくつがえすこと―二一世紀へ流れ入る「神の河」
{イエスと福音=「新しいぶどう酒」/「神の河」と十字架の恥辱/真実の物語/信仰と信念/初期キリスト教の信念/不可知の神/二一世紀の「神の河」}
原注
訳者あとがき
「神の河」関連年表
索引