2008年初版 B5判 P226+索引ほかP26 カバー上端僅イタミ
2008年初版 B5判 P226+索引ほかP26 カバー上端僅イタミ
あるものを別のものになぞらえる「見立」、昔の権威あるものを現代風に卑近にして表す「やつし」。日本の文学・美術・芸能などに見られるこれらの発想・表現方法について、カラー図版とともに紹介し、解説と論考を収める。
目次:
序文(国分学研究資料館長 伊井春樹)
はじめに(山下則子)
第一章 図版資料 解読
1 文学の「やつし」
2 庭園の「やつし」
3 「見立」とその周辺
4 京伝の「見立」
5 見立番付
6 「やつし」の多義性
7 浮世絵の「やつし」
8 浮世絵の「見立」
{1 『擬五行尽之内』/2 『見立三十六歌仙之内』/3 『見立七小町ノ内』/4 『当世好男子伝』/5 『近世水滸伝』/6 『役者見立 東海道五十三駅』/7 その他の見立絵}
第二章 「見立」「やつし」への切り口
「見立」と「やつし」の定義(新藤茂)
やつしと俳諧(加藤定彦)
やつしと歌舞伎(佐藤恵里)
「見立」と歌舞伎(武井協三)
やつしと庭園文化(加藤定彦)
なぞなぞと見立(安原眞琴)
見立と戯作(延広真治)
「見立」と「やつし」〈試論〉(高橋則子)
あとがき(山下則子)
初出一覧
図版目録
索引
Summary