1986年7刷 四六判 P264 カバー僅スレ、上端少イタミ、裏キズ、背僅ヤケ P21上角僅折れ跡
1986年7刷 四六判 P264 カバー僅スレ、上端少イタミ、裏キズ、背僅ヤケ P21上角僅折れ跡
“《記号としての物》という,物の見方についての根本的な転換を行ない,記号として物を消費している現代社会の構造を鋭く分析。その特異な思考の基点を示す処女作。”(宣伝文)
目次:
序論
【A 機能体系または客観的言説】
I 配置の構造
{伝統的な環境/機能において解放された現代の物/典型的な室内/配置の社会学へ?/配置する人間}
II 雰囲気の構造
{雰囲気の価値―色/雰囲気の価値―材料/関係と雰囲気の人間/雰囲気の価値―行為とかたち/スタイル化・手動性・包むこと}
III 結論 自然性と機能性
付論 家庭の世界と自動車
【B 非機能的な体系または主観的言説】
I 周辺の物 古い物
{古い物の環境としての価値―歴史性/象徴的価値―起源の神話/《真正性》/新文化の症候群―復古運動/同時性・通時性・異時性/逆の投影―《未開人》の技術が産む物/古い物の市場/文化の新しい帝国主義}
II 周辺の体系―収集
{機能を離脱した物/情熱としての物/最も美しい家畜/シリーズの運動/量から質へ―独自な物/物と習慣―腕時計/物と時間―計画されたサイクル/不法監禁された物―嫉妬/脱構造化した物―倒錯/シリーズ的動機づけから実存する動機づけへ/自己自身への言説}
【C メタ機能=非機能の体系―ガジェットとロボット】
{{技術のコノテーション―自動性/《機能的》優越性/機能の逸脱―ガジェット/にせの機能性―何とかいう物/メタ機能性―ロボット/技術の変化/技術と無意識的体系}
【D 物と消費の社会=イデオロギー的体系】
I モデルとシリーズ
{産業時代以前の物と産業モデル/《人間化した》物/モデルの理想性/モデルからシリーズへ}
II クレジット
{消費者市民の権利と義務/消費の先行―新しい倫理/購買の強制/購買の奇跡/家庭にある物のあいまいさ}
III 広告
{物についての言説と物としての言説/広告の命令法と直説法/サンタクローズの論理/母の審級―エールボルヌのソファー/購買力の祭/満足感と抑圧―二重の審級/集団的な予測/新しいヒューマニズム?/新しい言語?}
【結論 《消費》の定義に向かって】
訳注
訳者あとがき