1978年初版 P296 カバー袖内側少剥がれ P153下端イタミ
1978年初版 P296 カバー袖内側少剥がれ P153下端イタミ
“原子エネルギーが開発され、産業に使用されるにつれて、旧来の石炭、石油など無価値とされるようになった。やがてやってくる大量解雇、世界経済の混乱。その結果、地球上いたるところに紛争が発生する。そして世界戦争への突入である。パリ、ベルリン、ロンドン、モスクワ、東京、シカゴなどに原子爆弾が投下され、次々と焔の中に崩壊していく。
交戦国はようやく戦争の無意味を悟り、世界国家を設立するに至るのである。
本書は、近代主権国家を否定し、国連段階をも踏み越えた「世界頭脳」の形成による単一世界政府の実現というウエルズの熱っぽい政治的信条がうかがえるとともに、1914年時点においてすでに原子エネルギーの創造性とともに、破滅の危険性をも洞察しえたものとしてSF史上不朽の名作とされている。”(カバー裏紹介文)
目次:
序章 太陽をつかむもの
第一章 新エネルギー源
第二章 最終戦争
第三章 戦争終結
第四章 新局面
第五章 マーカス・カレーニンの最後の日々
訳者あとがき