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女学生の系譜 彩色される明治 本田和子 青土社

1,000円(税込)

1990年初版 四六判 P259 カバー僅クスミ、僅背ヤケ

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商品の説明


1990年初版 四六判 P259 カバー僅クスミ、僅背ヤケ

明治の「女学生」たちの服装・風俗とともに、彼女たちが当時の社会の中でどのようなイメージを付与されていたのかを、文学作品、雑誌、写真、イラストなどの資料から明らかにしてゆく。

目次:
I 「女学生」の誕生 {装飾される都市/時代のヒロイン}
【図版】開化の記号 女学生のイコノロジー
II 髷からの解放 {丸う結ぶや束髪《たばねがみ》/断髪―近代の視覚化/ 女たちのディスクール/風俗と思想}
【図版】花開く明治、登場する女学生 女学生のイコノロジー
III 風のいたずら {飜る娘たち/カーテン製舞踏服/海老茶式部の登場/女学生―挑発する「性」の象徴}
【図版】時代のヒロイン 女学生のイコノロジー
IV 宙に揺れることば {囲いの中のジャルゴン/「書生ことば」の近代/虚妄としての平等/江戸からの贈りもの/宙吊りされることばたち}
V 恋《ラブ》と脳病 {ヒステリーの登場/脳と心の病い/分裂の発見/ラブすること/「恋《ラブ》」と「愛《ラブ》」―その虚妄性}
【図版】少女幻想 女学生のイコノロジー
VI 「少女」への凝集化 {置き去りにされる娘たち/少女幻想共同体/「女学」の雑誌から「少女」の雑誌へ/メディエーターとしての若松賤子/少女小説のはじまり}
【図版】明治の終焉 女学生のイコノロジー
VII 『森』近代型女人の神話と時代 {内なる「明治」/にんじんとあんパンと鉱毒事件/「女学生」という不器量/猶予期間の出現/プラトニックラブ―囲い地の中の神話/明治の終焉}

あとがき

その他の詳細情報

販売価格 1,000円(税込)