昭和60年2刷 四六判 P393 函背から端にかけてヤケ大、時代シミ 函帯少イタミ 本体表紙スレ
昭和60年2刷 四六判 P393 函背から端にかけてヤケ大、時代シミ 函帯少イタミ 本体表紙スレ
装丁・挿画:須藤しげる
“金持のひとり娘しのぶが貧しい猟師の娘千鶴子と取りかえられたことが発端となり、二人の少女の歩む数奇な運命……。
少女小説の第一人者、吉屋信子が描くこの珠玉の名篇。”(帯裏紹介文)
目次:
序曲/弟の受難/母の涙/千鶴子行状記/そのお稽古/その弟/その父と母/村人の噂/温泉きちがい/夏は来りぬ/白百合持つ子/小さき友達/乳姉妹/訪問/夏の日ざかり/ところてん騒動/親分恋し/オルガンの音/貧しき者の意気/二組の姉弟/新太郎の家/少年の悲哀/秋の暴風雨《あらし》/父の遺言/少年の遺志/かずさ堀/朝の祈り/応援隊/少年音頭/友情の誓い/あわれ、オルガン/告白/和尚出京/奇しき秘密/信じられぬ事実/ある因縁/黄昏の浜に/くさぶえ/邸に入りて/大丸家姉弟/古い写真/輝く瞳/ピアノの鍵/春は来れど/絶望の少佐/かくとも知らず/よい考え/「忍」の生活/夜の廊下/しのぶの願い/秘密は遂に/二つの少女の心臓/ひと夜明くれば/千鶴子の書置/お静の急変/千鶴子の行方/お静の枕頭/この少年少女たち/再生の新太郎/二少年共力/仲秋明月/電報/欲と恥/白百合薫る温泉の村/終曲《エピローグ》