1993年初版 四六判 P299+索引ほかP22 帯袖折れ跡 地にB印
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“「文学を取りまく状況」に焦点をあてた「文学より見たフランス中世文明」
文学を手がかりにしてフランス中世社会を理解しようとした試み。文学創造に携わった人びとの生活、作品の伝播・拡散および享受にかかわった人びとの実態とその形態、作品のなかの主人公たちが代表する社会階層などを明らかにする。”(帯文)
目次:
日本の読者の皆さんへ
まえがき
第一部 宇宙・社会・世界観
1 天球の音楽―物理的宇宙と社会的宇宙
2 ラウール・ド・カンブレ―個人と協同体
3 正義と不正―中世人の法意識
4 聖杯―教会と社会
5 運命の輪―歴史の捉え方
6 年代記作者
7 一角獣を従えた婦人
8 憂愁の悲しみの森―中世のアレゴリー
第二部 知識人の典型
9 学僧ジャン・ド・マン先生
10 騎士ロラン
11 礼節の人ゴーヴァン殿
12 恋する男ランスロ
第三部 文学と社会
13 トゥルヴェール―ジョングルールと学僧
14 写学生とテクスト修正
15 世界の鏡―文学と観念体系
第四部 学者起源と民衆起源
16 テュロルド―起源の問題
17 オヴィディウス―権威者作家と典拠
18 果樹園―トポス論
19 詩の世界―学校用レトリック
20 オベロン―驚異《メルヴェイユー》と夢幻の世界
第五部 伝統的形式と新しい流れ
21 武勲詩
22 夜啼き鴬の甘い歌声―形式抒情詩または心情の吐露
23 抒情詩の発展
24 教化詩
25 エレックの沈黙―物語《ロマン》における心理と道徳観
26 結婚の歓び―二種類のレアリスム
27 ざくろ石―光と意味
28 水影の歌―ロマネスクな幻想
29 物語《ロマン》の発展
30 短編物語
31 道化―中世の笑いと微笑
32 演劇
中世のユマニスム
付録 中世作品の校訂
訳者あとがき
主要参考文献
索引