1994年初版 帯付 カバー上端僅イタミ 小口からページ端にかけてヤケ
1994年初版 帯付 カバー上端僅イタミ 小口からページ端にかけてヤケ
“大正十年、有島武郎の推薦により刊行された第一詩集『見なれざる人』。改版、再改版を経て、「昔の友」「自負」「黙っている蝉」など七篇を加え再編解題した第二詩集『野の娘』。二詩集の重複と『見なれざる人』所収の短歌三篇を除き、全詩業を収録。簡素・高潔・強靱、深い感情に支えられた品位と雅趣を湛える中川一政の初期詩作六十一篇。”(カバー裏紹介文)
目次:
【見なれざる人】
序/改版序
椎の樹/春光/幼児/家郷の弟妹に/犬の晩餐/曇り日/葉笛/三郎といふびつこの犬とぼく/煙草/野の娘/遠き弟に/まづしき母子/父の出発/家を守る兄の歌/となりに住んでゐる貧しき友に/所信/病める妹/見る事/わが母/自愛せよ/毛布/ある夜/ひるすぎ/守る時/貧しき母/もでる/ゴッホ兄弟/友達/宣教師との話/ぼくのうち/父/守備兵/希望/見なれざる人/雲雀が岡附近/われは鳥に告げる/聖フランシスの家族/静物/岡の話/母/嫁ぎゆく彼女に与ふ/自分と世間/偉大なる人/もしも我に/偶感/或時の詩/母/妹は/ポプラ/冬のはじめ/朝早く/親/幼児/アネモネ
【野の娘 抄】
自序
仕事してゐて/静物/チューリップを描く/昔の友/自負/彼はしづかに/黙つている蝉
人と作品(紅野敏郎)
年譜(山田幸男)
著書目録