1994年初版 菊判 P521 函少ヤケ、少クスミ、函口少イタミ
1994年初版 菊判 P521 函少ヤケ、少クスミ、函口少イタミ
19世紀末にウィリアム・モリスが創設した印刷工房「ケルムスコット・プレス」の歩み、タイポグラフィやブックデザイン、印刷における試み、その過程で直面した問題や、書物の歴史の中での意義などについて、豊富な資料をもとに探ってゆく。
巻頭カラー口絵15ページ
目次:
謝辞
挿図一覧
挿図所蔵先一覧
序
第一章 ヴィクトリア朝時代の印刷事情
第二章 モリスと書物の芸術
第三章 ケルムスコット・プレスの創設
第四章 ブック・デザイナーとしてのモリス
第五章 書物の装飾
第六章 ケルムスコット・プレスの運営
第七章 三点の書物の成り立ち―『折ふしの詩』『プロテウスの恋愛抒情詩と歌』『黄金伝説』
第八章 ケルムスコット版 『チョーサー作品集』
第九章 ケルムスコット・プレスの閉鎖
第十章 モリスとケルムスコット・プレスの遺産
付録一 エマリー・ウォーカーの講演(一八八八年)
付録二 ケルムスコット・プレスの経費
付録三 ケルムスコット・プレス刊行書目
巻末に訳者あとがき、主要参考文献、用語解説、原注、索引を収録