昭和56年初版 A5変型判(13.0×21.0) P226 カバースレ 小口ヤケ、少汚れ 裏遊び紙ラベル剥がし跡
昭和56年初版 A5変型判(13.0×21.0) P226 カバースレ 小口ヤケ、少汚れ 裏遊び紙ラベル剥がし跡
昭和52年に刊行された「別冊新評『稲垣足穂の世界』」で発表された論考の再録(但し、一部改題と手を加えられたものあり)。「足穂先生のこと」「精舎の人」の2篇は別の雑誌に書かれていたものを掲載。
目次:
PART1 タルホと私
{灰と瓦礫と戦災地の上で(金親清)/足穂とヒコーキ野郎(衣巻省三)/邂逅-at the vintage scene of my young days(木ノ内洋二)/稲垣足穂冗説〈こめっと・たるほ・こめんたり〉(今官一)/稲垣さんとの出会い(津田季穂)/足穂先生のこと(富永踏)/軍需工場でのタルホさん(成松久夫)}
PART2 人と作品
{星の王子さま(澁澤龍彦)/わが師・稲垣足穂(梁雅子)/稲垣先生のこの頃(萩原幸子)/タルホと「ヒコーキ野郎たち」(平木国夫)/タルホと星と私(草下英明)/稲垣先生との十五年(松村実)/「星」の奇術と詩との関係(白石かずこ)/“失われた自分”を求めて(白川正芳)}
PART3 座談会・対談
{タルホ水道の蛇口を捻って(亀山巌・小谷剛・川仁宏・常住剛太郎)}/「一千一秒物語」から「弥勒」まで(松山俊太郎・巌谷国士)
PART4 稲垣足穂論
{精舎の人(高橋睦郎)/天狗の将来(加藤郁乎)/足穂ノート(保昌正夫)/稲垣足穂と谷崎潤一郎(野口武彦)/少年愛の美学について(山下諭一)/稲垣足穂の心的世界(中野久夫)/タルホ・ロード(松岡正剛)/「堕落」の美学(山岡明)/ファンタシウム系宇宙文学覚書(荒俣宏)}
PART5 資料室
{年譜/研究文献目録}(編:萩原幸子)