1994年初版 四六判 P195 カバー付
1994年初版 四六判 P195 カバー付
第1章 ガス燈の時代―ビクトリア朝時代の殺人
イギリス全土をパニックに陥れた、ラトクリフ街道殺人事件(一八一一年、ロンドン)
残虐な手口で異様な関心を集めたサーテル/ハント事件(一八二三年、ロンドン近郊)
ヴィクトリア朝の古典的な殺人事件―レッドバーン殺人事件(一八二七年、サフォーク)
死体を濫造したバーク/ヘア事件(一八二八年、エディンバラ)
イギリス初の警官殺人事件(一八三〇/一八三三年、ロンドン)
フランス警察の草創期―ヴィドックと保安警察
詩人の殺人犯―ライネール事件(一八三四年、パリ)
第2章 ドイツの犯科帳
才能の浪費の悲劇―ヨハン・パウル・フォルスター事件(一八二〇年、ニュルンベルク)
毒薬の魔力に憑かれたアンナ・ツヴァンツィガー(一八〇八〜九年、バイロイト地方)
セックス犯罪の登場―アンドリュー・ビッヒェル事件(一八〇七年、レーゲンドルフ)
第3章 アメリカの悪虐な殺人事件
わずか四百五十ドルの借金で殺人―ウェブスター教授事件(一八四九年、マサチューセッツ州ボストン)
「悪魔の理髪師」、ベンダー家殺人事件(一八七三年、カンサス州チェリーヴェイル)
最初の営利誘拐―チャーリー・ロス事件(一八七四年、ペンシルヴァニア州フィラデルフィア)
第4章 毒薬と列車殺人
鉄道殺人時代の幕開け―ミューラー事件(一八六四年、ロンドン)
ジョン・トーウェル―クエーカー教徒の殺人事件(一八四五年、スラウ)
毒を盛る医者―パーマー博士事件(一八五五年、ルージリー)
極悪非道な毒殺者、プリチャード博士(一八六五年、グラスゴー)
第五章 オーストラリアの極悪犯罪
絞首台で吊せなかった男(一八〇三年、ボタニー・ベイ)
古典的な痴情殺人、ヘンリー・キンダー事件(一八六五年、シドニー)
悪魔的な殺人犯、フレデリック・ベイリー・ディーミング(一八九一年、レインヒル/メルボルン)
第六章 捜査技術の発展
「ベルティヨン式人体測定法」の評価を定めたラヴァショル事件(一八九二年、パリ)
指紋で解決された最初の殺人事件(一八九二年、ネコチェア)
指紋が決め手―ストラットン兄弟事件(一九〇五年、デットフォード)
銃弾に刻まれた文字―コール巡査殺害事件(一八八二年、ロンドン)
第七章 切り裂きジャックの謎
切り裂きジャック事件(一八八八年、ロンドン)
切り裂きジャク伝説
理性のまなざしから逃れて―(訳者あとがき)