1999年初版 A5判 P387 カバーヤケ、上部イタミ 小口ヤケ
1999年初版 A5判 P387 カバーヤケ、上部イタミ 小口ヤケ
「愛の病の社会=神話批評
バルザックからユイスマンスまで
梅毒とその表象が「語り」に作用する言葉の磁場を精査して新しい読解と批評の方向を指し示す意欲作。」(帯文)
目次:
序章 シフィリスの跳梁 (1 本書の前提と内容紹介/2 十九世紀における梅毒の病理学史概観)
第一章 バルザックにおける性感染病 (1 明言を避けて語られている性感染病/2 梅毒と想定される慢性的性感染病/3 致命的な性感染病はフランベジアか梅毒か/4 説話上の要請/5 観相学的隠喩/6 生きた隠喩としての性感染病)
第二章 フローベール―癲癇、梅毒、そしてヒステリーと『ボヴァリー夫人』 (1 フローベールは癲癇か/2 オリエント旅行と梅毒/3 梅毒と想像の源泉、クシュウク=ハーネム/4 フローベールの死因/5 主題と説話/6 『ボヴァリー夫人』の批評的説話構成/7 ヒステリー分析としての『ボヴァリー夫人』)
第三章 梅毒を罹患した作家たち―ジュール・ド・ゴンクール、モーパッサン、アルフォンス・ドーデ
�機.乾鵐�ール兄弟と梅毒の神話化 (1 ジュール・ド・ゴンクールと梅毒/2 『シャルル・ド・マーイ』―文学者の死/3 『ジェルヴェーゼ夫人』―インテリ女性の死)
�供.癲璽僖奪汽鵑稜瀑任搬減瀟静�問いかけ―『ル・オルラ』をめぐって (1 モーパッサンの梅毒感染とドッペルゲンガー症状/2 幻覚の臨床像記録としての『ル・オルラ』/3 『ル・オルラ』の説話構造―キアスム)
�掘.鼻璽任稜瀑任班袖い僚ぜ�学 (1 ドーデと梅毒/2 『サフォー』に見る病気の修辞学と説話法)
第四章 自然から神秘へ―ユイスマンスにおける病気 (1 デ・ゼッサントの神経症/2 強迫神経症を病むデ・ゼッサント/3 デ・ゼッサントは真正の梅毒患者か/4 ルイーズの梅毒性運動失調/5 絵画的想像力によるキリスト教世界/6 神秘的自然主義/7 顕れた神としてのトレポネーマ)
終章 梅毒の説話法
巻末に注、「梅毒とエイズ―あとがきにかえて」、文献目録、医療用語索引、作家・作品名索引を収録
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梅毒の文学史 寺田光徳 平凡社
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