2000年11版 P489 表紙およびページ上角僅折れ跡 天少イタミ 見返し少ラベル剥がし跡
2000年11版 P489 表紙およびページ上角僅折れ跡 天少イタミ 見返し少ラベル剥がし跡
「一度(ひとたび)愛し棄て去った土地をふたたび訪ね、無傷でいることはできない。なにかが失われていた。……その不在こそが私の胸中の漠たる悲哀の源なのだ。――出雲をはじめ横浜、京都など日本各地を旅した八雲。そこで出会った様々な人々と風土に、八雲は来日当初とは異なる新たな印象を抱いた。激しい近代化の波の中で失われゆく明治日本の気骨と叙情を、深い愛惜の念で綴った感性あふれる名作品集。」(裏表紙紹介文)
目次:
英語教師の日記から/日本海の浜辺で/伯耆から隠岐へ/化けものから幽霊へ/日本人の微笑/横浜にて/勇子/京都旅行記/出雲再訪/富士の山/橋の上/お大の場合/日本の病院で/ちんちん小袴/おばあさんの話/勝五郎の再生/蛍/露の一滴/力馬鹿/ひまわり/蓬莱/私の守護天使
巻末に『明治日本の面影』原題と訳者一覧を収録。
解説:遠田勝